ユーザビリティー

2008年6月 1日 (日)

不正な要求?<= Bad request.

Newsaquarium 昨日、「水族館の感動を茶の間で・・」 という新聞記事(→の画像をクリック)を読んだ。 これは名古屋港水族館の海洋生物をライブで映像配信するサービス “コミュファ光 水族館” のことで、早速おじんもネットで訪問してみた。 が、これが一向に繋がらない(画像が現れない)。 このサービスが始まったのが月末と週末が重なった 5月30日 だったから回線が混んでいるのだろうか?。 それにしても異常な感じがする。

配信担当の企業は 「光インターネットならではの安定した高画質な映像で多くの方々に無料でお楽しみいただくサービスです」 と謳っているのだが、そもそもそこに繋がらないのでは話にならない。 また、この種のライブには一旦繋がれば切らずに引っ張るユーザーが多い筈だから益々貧することになる。

ライブ映像の配信については、おじんが所属する別荘管理組合でささやかだがそれを軽快に運営中なので、今回こんなに繋がりが悪いことは (今のネット社会から見て) 理解が出来ないのだ。 我が家の光回線がその会社のではないから ロックアウト されてしまっているのだろうか?と、要らぬ邪推もしたくなる。

我が組合の場合は市販の LANカメラ を自分達で取り付けたもので、以来2年、1,300人のメンバーから 繋がらない という苦情が来た事はない(現地が停電すれば別だが)。 この組合の場合はユーザーがやや限定的なものだが、一方は、オープンなネット配信だと謳いながらも、これほどに繋がらないのは (担当企業への信頼上) 致命的なことだと思う。 例えばあの無料のインターネット電話サービス skype の昨夜9時の同時利用者は 950万人 であったし、無料で地球全域の衛星写真を切れ目無く配信する Google Earth の瞬間利用者数はもっと多い筈だ。 なのに現在両方とも快適に稼動しているのだ。

Ngyaquarium おまけに、その現れない画像のフレーム内(←の画像をクリック)には 「Bad request.」 なる文字だけが表示されている。 「不正な要求」 なので画像は表示されませんということだろう(システム上の既成の応答文だと思う)が、これでは善良な訪問者のイライラは増すばかりだ。 10年ほど前、ネットバンキング の草創期に 「不正な操作です・・」 とよく画面に出て、身に覚えの無いユーザーたちを不愉快にさせたものだが、今現在まだこんな段階の技術でネット界を泳ごうとしている企業戦略には、些か哀れを誘われる。 そこの案内には 「同時接続数に制限があり・・」 とあるが、それは或る面では告知済みサービスの提供拒否に等しく、現代ネット企業の戦略としてはプラスよりもマイナスの方が大きいと思う。

後日記 ; 当初殆ど繋がらなかった当該ライブは、2008.06.07 の早朝辺りから順調にアクセス出来るようになったようだ。 "Bad request" なる表示も無くなった。 始めからこのようであればなあ・・・と、思うが、まあこんなトラブルなどは直ぐに過去の話になるであろう。

更に、6月中旬辺りからは産卵のために人工砂浜を這うウミガメのライブ映像が配信されている。運が良ければ「産卵」そのものを自宅で見ることが出来そうだ。

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2008年3月24日 (月)

驕(おご)るブラウザ IE7

パソコンの基本ソフトとして WindowsXP SP2 を使っていて、そのアップデートを自動でやるように設定している人は、この2月中旬頃から、ブラウザも半自動的に IE6 から IE7 にアップグレード出来るようになった。 確かにそれは、デキるようになったのであって、シナケレバナラナクなったのではない。 しかしおじんのように、人生=寄らば大樹の陰 を信奉して生きて来て、パソコン=Microsoft Windows だと頼り切って来た人間は見事にそのワナに嵌っちゃった、そんな一か月だった。

ブラウザとは、私達がウェブサイト(インターネット上のホームページ)を見る時、パソコン上で働く閲覧用ソフトのことで、その内 IE7 とは Microsoft Internet Explorer 7 のことであり、その日本語版が出てから既に1年半になる。 ソフトの変更にはかなり慎重なおじんだが、これはもう一般に使いこなされた筈だと思ったのだ。 が、以後幾つかの不思議なトラブルに見舞われた。 次男の店のホームページのために考案した複雑なフレーム構造が働かない。 愛犬のブログの記事書き込みで時々漢字変換が効かない。 等々。 それらは多分、IE の機能やセキュリティが向上した証左であろう。 だが 「過ぎたるは・・」 と言う嫌味も言いたくなる。

Netscape111 おじんが初めてホームページを閲覧した時(1995)には MS社 のIE は未だ世に出ていず、使ったのは Mosaic という先駆的なブラウザであった。 その技術的流れは現在の Netscape Navigator と Mozilla Firefox という2製品に生きているのだが、前者は先月自らの終焉を宣言し、その後継として後者を指定した。 その背景には MS社 による IE のしたたかな世界制覇への戦略があった訳で、この20余年は、第一次・二次のブラウザ戦争と言われるほどの熾烈なシェア争いがあった。 おじんもそれに翻弄された一人だ。 だから、色々なブラウザを使い分けておられるお方には感心してしまう。

今ネットで調べると、IE7 のトラブルはいっぱいあるようだ(例1例2例3例4例5)が、それらの傾向と対策については総合的で詳細明解な答えはどこにも見付からない。 でも実は、IE7を 消去すると自動的に元の IE6 に戻るようになっているのだ。 という事は、このような混乱は 「想定内」 だったと言う訳だ。 お陰でおじんのトラブルもきれいに消えたが、思えば実に奇怪な 「親切」 である。 奢る平家は・・ と言うが、IE7 にもそんな匂いがする。

注);右上の画像はおじんが1996年に購入した Netscape Navigator 1.11日本語版 の箱の装丁である。94年発表のこの先駆的ブラウザはフロッピーディスク数枚に搭載され、ソフトバンク(株)が販売し、定価5,000円であった。

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2008年2月28日 (木)

続々 今年の e-Tax (2008)

このシリーズの前々回の記事で、e-Tax の申告(送信)時に必要な公的個人認証サービスの電子証明書は、その有効期限が 3年 だから、それを毎年たった一度しか使わないのなら、両3年の間に1年の休眠期間を挟んでもいいと書いた。その更新のために区役所に行き \500 を払うのが、3年 に一回ではなく 4年 に一回で済むのだ。 と、このケチな発見を得意げに思っていたおじんは、今日 今年の送信をして見事に躓いた。

Etaxmsg0802r それは、一旦有効期限が切れてしまった電子証明書は、たとえ同じ住基台帳カードの上であろうと 「更新」 では無くて 「新規発行」 をしなければならないと言うことと、そのことを国税庁にも 「初期登録」 しておかねばならないことに気付かずに申告書を 「送信」 したからである。 その送信自体はエラー無く終わった (新しい電子証明書もちゃんと認識された) のに、送られてきた審査結果のメッセージには 電子証明書が未登録だとの 「エラー情報」 が書き込まれていて 「データに不備があるからそれを直して再度送信せよ」 とあった(右上の画像をクリックすると拡大する)。

早速、手元の説明書や国税庁のサイトを調べなおして、所定の 「初期登録」 をしてから再度の 「送信」 をして、今度は 「エラー情報」 の無いメッセージを受け取った。 しかし、今夜の酒はとてもニガい。 e-Tax を過去3回もやってもう慣れてるぞという おじん のプライドなど吹っ飛んじゃったからだ。 まさか、4年目に再び 「初期登録」 などと言う手順を踏まねばならないなんて、思いも寄らなかったからだ。 何故 「更新」 という通路が無いのか。 それは セキュリティ のためと言うのだろうが、「他人に成りすまして納税してくれる人」 などこの世に居るのかいな?・・と言い返したい。

2006年の関連記事はこちら→ e-Tax(06.01.12)続e-Tax(06.02.16)続々e-Tax(06.04.21)

2007年の関連記事はこちら→ 今年のe-Tax(1)(07.02.04)同(2)(07.02.16)同(3)(07.02.17)過ぎてなおセキュリティー (07.02.21)Javaテクノロジー (07.02.27)今年のe-Tax(4)(07.02.18)

2008年の関連記事はこちら→ 今年のe-Tax(2008)(08.01.20)続 同(08.01.30)

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2008年1月30日 (水)

続 今年の e-Tax (2008)

Etax0407 前の記事で(還付でない場合の)e-Tax の送信受付開始日時が明示されていないことを書いた。 そのこととは直接関連がないが、方々のサイトを調べていて気が付いたことがある。 e-Tax の定義が人によって様々だと言うことだ。 「 e-Taxは、自宅やオフィス、税理士事務所からインターネットを利用して申告、申請・届出等が出来る便利なシステム」 だと国税庁は言う。 が、そのシステムの流れは(関係するソフトも含めて)単一ではないのだ。 今ネット上で、「 e-Tax でやります(やりました・やりません)」 などと言う記事が氾濫しているが、それがどの 「流れ」 のことなのか、書いている人も読む人も特に識別していないので、このままでは誤解が広がってしまう。

一般納税者としての私の認識をまとめると、現在、所得税の確定申告の方法には次のように色々とあるようで、それらの中で e-Tax が機能しているのだが、それは一連のシステムであったり 単なるソフトであったりして、位置付けはそれぞれ違っている。

  ① 従前通りの手書きで郵送又は持参
  ② 会計ソフトで作成、郵送・持参又は e-Tax で送信(☆、注1)
  ③  作成も送信も e-Taxソフトで(☆)
  ④  作成も送信も国税庁HPで(☆)
  ⑤ 作成は国税庁HPで、これを印刷して郵送又は持参
  ⑥ 作成は e-Taxソフトで、これを印刷して郵送又は持参
  ⑦ 作成は e-Taxソフトで、これを国税庁HP上で送信(☆)
  ⑧ 作成は国税庁HPで送信は e-Taxソフトで(☆)
       もっと他にもあるかもしれないが・・

上記の ① 以外はみな e-Tax が絡んでいるのだが、今後は ④ が一般の納税者向けのお薦めコースになるのであろう。 右上の図 (クリックすると拡大する) からもそれがうかがえる。 しかし、そもそも e-Tax が始まった平成16年(平成15年分所得税)の申告では上記の ④・⑤・⑦・⑧ などは無かった方法(平成17年申告から可能)である。 私の場合、e-Tax 初年は旧来の ① で、翌年は ⑤ で、一昨年は ③ で、そして昨年は ③ で初めたが結局は ④ でやった。今年は初めから ④ でやることにしている。 理由は、昨年のブログにも書いたのだが、④ が一番使い易いやすいからだ。 ③ は多分税理士事務所等向けなのだろう、沢山の帳票が使え、「切り取り」や「組み込み」などの機能もあるがかなり専門的で使い難く、年に一度の個人の用途には向かない。

実は、④ の方法で行くならば所謂 e-Taxソフトは要らないのだ(要るソフト&ハードは別にある)。が、国税庁のHPにはこのことを明示している箇所が見付からない。 要ると書いていないのだからそれでいいのだろうが、初めに ③ の方法を知った人は、つい ④ でもこのソフトが必要だと思い込む危険(=無駄:注3)があるのだ。 おじんのように頭の良くない、しかし善良な一般納税者を誘導するにはこの種の親切な 「明示的なガイド(注2)」 が必要なのだ。 前記の(還付でない場合の)e-Tax の送信受付開始日時が明示されていないことと同様に、改良してほしい点なのだが・・。

注1 ; (☆)が付いた方法だと、ここ2年で一回だけ「電子証明書等特別控除」が適用される (ただし公的な証明書の場合だけ)。⑤や⑥や還付申告ではそれが適用外だということに気付いていないお方(ブログ)が見受けられる。

注2 ; ④ を薦めながら、それには不要なソフトのダウンロードコーナーをほぼ同じレベルに置いているのは無駄を通り越して危険だと思う。 「明示」 されていなくても、よーく読めば (頭の良い人には) 分かるんだと国税庁は言うのだろうが・・・。 公的なHPの命はユーザビリティーである。 法令書とは違うのだ。

注3 ; 電子的に提出した申告書を別途紙に一括印刷しておくには e-Taxソフト の方が手早くて便利な感じがするが・・。

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2008年1月20日 (日)

今年の e-Tax (2008)

今年もその季節がやって来た。 比較的には小さいが ワタクシ的には巨大な納税額のおじんは、所得税の確定申告の経験は17年で、内 e-Tax の経験は2年である。 その3回目の今年、私には一つ課題が増えた。 公的個人認証サービスの電子証明書の有効期限が一年前に切れているので先ずこれを取らねばならないからである。 切れたら直ぐに再申請を・・、実はしなかったのだが、理由は前にこのブログに書いた。 有効期間3年の証書を毎年たった一度しか使わないのなら、両3年の間に1年の休眠期間を挟んでもいいのだ。

ところで、確定申告は毎年2月中旬から3月中旬までだが、件の証書の再取得はこのタイムスパンの中でなるべく後ろの日がいい。 そうしないと、3年後には (証書の期限が来るので) 申告の日取りに余裕が無くなるからだ。 実は4年前に私が初めての住民基本台帳カードと共にその(チップの)中に公的個人認証の電子証明を入れてもらった時は、このタイミングに気付かずに、確定申告の受付初期にそれをしたのだ。 だからそれから3年後の昨年2月16日は大慌てであった。 その日に e-Tax の送信が上手く行かないと、個人認証の有効期限が来てしまうからだった。 幸い大過無くやれたのだが。

Etax2008 さて今年のタイミングはどうなっているのだろうか?。 そこで知りたいのは 「 e-Tax による(非還付の場合の)申告の受付開始日時 」 である。 実は昨年も分かり難かったことだ。 今、「確定申告」 をキーワードにして Google で検索するとトップに出てくるのは 「申告・納税は e-Tax 」 という国税庁の特設ページでへのリンクである。 そこへ飛ぶと、今年のイメージキャラクターは昨年の大河ドラマの信玄の正室役の 池脇千鶴 さんだと分かる (右上の画像)。 それはさておき私が求める情報はうまく見つからない。 いや見つからないのではなくて、それらしい情報があちこちに散乱していて、おまけにそれぞれがお役所的文言なので求める側に対して必要十分ではないのだ。

ちなみに、ここ①(本文10行目) と、ここ② と、ここ③ と、ここ④(本文終段) と、ここ⑤(質問1) と、ここ⑥ とは何れも国税庁のサイト内のページで、申告関連の受付日時に付いての記載がある。 これらを見れば見るほど、私の疑問であるところの 「 e-Tax による(非還付の場合の)申告の受付開始日時 」 は、はっきりしなくなってしまうのだ。 「 世界一便利で効率的な電子行政 」(本文11行目) の実現を目指すのだから、こんなに入れ込み過ぎのセクショナリズムでサンバラになっちゃったページ群を作らずに、善良なる市民が持つであろう疑問に的確に応える情報を整理整頓しておいてほしいものだ。

注 ; ちなみに上記の問いに対する昨年の正解は 「2007年2月16日00時00分」 であった。 IT の時代なのだから夜中の零時でも結構である。 が、その案内はかなり深いところまで調べないと見つからなかった。 今年の正解も上記と同順であろうが、そのことを「明示」する案内は今のところどこを探しても見つからない。 国税庁のQ/Aページから送った質問メール(1/20)への回答(1/21)によれば、当該サイトのトップの 「お知らせ」 を読めとのことである。が、時刻まで明示した答えは見つからない。 おじんのような一般市民は頭が悪いのだ。

2006年の関連記事はこちら→ e-Tax(06.01.12)続e-Tax(06.02.16)続々e-Tax(06.04.21)

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2007年9月17日 (月)

電話今昔

Phonenumb 久し振りに近隣の市まで出掛けたのだが、JRの駅まで来て、財布を忘れたのに気がついた。 そこまでは市バスと地下鉄を利用したので 敬老パス でOKだったのだから気付くのが遅かった訳だ。 これでは切符も買えないし約束の時刻に間に合わない。 おまけに手帳も携帯電話も忘れて来たので訪問先の電話番号も分からない。 ただ敬老パスにはテレフォンカードが挟んであったから、家から連絡をしてもらおうとて、公衆電話 を探したのだがそれが見つからない。 一昔前には、見渡せば必ず見つかったのに。

慌てて家に帰って出掛け直しをしたのだが、妻に笑われるやら、先方にお詫びするやら、時間に厳格なおじんとしては、まことに情けない一日であった。 日ごろ携帯に使われているような人々を冷笑している身としては、今回だけは自分で自分をけなしたい気持ちであった。 それにしても、公衆電話 が見当たらなくなったものだ。 確かにここ数年で、我が家の近くにあった筈の数箇所のものが全て消えてしまっている。

電話機、それは1876から77年にかけてベル、グレイ、エジソンらが先を争うように発明したものが原点である。 翌78年には、日本政府によりベルの電話機が模造され、90年には東京・横浜間に日本初の電話が開通したというから、日本の電話史は世界のそれとほぼ同期だったと言えよう。 草創期は国策によったものだから、それらは 局舎内(宅内)電話 でありそして同時に 公衆電話 だったのであろう。 120年後の現在、電話と言えば、その数では携帯電話が圧倒的に多い。 それでは、これら 宅内電話・公衆電話・携帯電話 の台数の推移はどうだったのだろうか?。

右上のグラフ(クリックすると拡大する)は、この疑問に答えるために、自分であちこちのサイトからデータを寄せ集めた結果である (例1例2例3例4)。 なるほど、携帯電話の爆発的な増加に踏み潰されるように公衆電話が減っている。 実はこれは民間会社(NTT)のものであって運営上は公共施設では無いのだから簡単に「減らすな!」とも言えないし、普段皆が使わないから、赤字なのだから、減るのは当然だ。

しかし、災害の地域や生活弱者の日常を考えると、公衆電話も大切な ライフライン であり、まさしく ユニバーサルたるべきサービス なのだ。実はそれらの維持のために、宅内電話や携帯電話の利用者はみな応分の負担をしているのだが、それに気付いている人は少ない。 私も今初めて確かめたのだが、毎月の電話料明細の中に示されている、ユニバーサルサービス料 7円/1番号 がそれである。

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2007年6月15日 (金)

52年ぶりの吾が娘に・・(7)

「ウェブインタープリター Web Interpreter (翻訳サイト)」

Shenyang076n 長姉の中国行きの企ては急に思い立ったことで、行く方も迎える方も、双方お互いの言葉が全く分からない状態から始まったのである。 この春に、長年にわたりこの話を推して下さった先輩帰国者たちの努力のお陰で、先方への連絡方法が判明したのだが、そこへ電話を入れて途方に暮れたものだ。 全く会話にならなかったからだ。 多分、姉の長女が出たのであろう、先方は中国語で懸命に訴える風であったが、こちらは始めは日本語で、途中から片言の英語で喋ったのだが通じた風は無い。 この状態をどう締めくくるべきか困ってしまった私を見て、妻がとっさに 「シェーシェー(謝々=有難う)」 と耳元で囁いた。 それを言うと、あちらからも同じ言葉が何度も何度も返ってきて、それはこちらが受話器を置くまで続いていた。

次は、姉を我が家に呼んでおいて再び電話を入れた。 姉は 「大丈夫、話せる!」 と言ったのだが、繋いでみると双方が泣くばかりで、具体的には何も通じた様子は無かった。 でも、それよりはるかに大きな何かが通じた風であったから、それはそれで大きな進展であった。 以後、(先方の通訳が介在しての)日本語による手紙のやり取りが始まり、次いで、長女の息子との英語のメールのやり取りになって、今回の渡航の準備が急速に進むことになった訳である。 そして遂に、かの 「モバイルインタープリター」 のお陰もあって、52年ぶりの涙の再開が成功裏に終わったのである。

姉からの便りによると、その後彼女は中国語を急速に思い出しているようだ。 が、愛すべき 「二度童(にどわらし)」 を はるかに遠い 「楢山」 に放置したままにする訳には行かず、それにはメールがとても良く機能してくれている。 それも今は、向こうからは勿論こちらからも 「中国語」 で発信しているのだ。 ネット上の翻訳サービスのお陰である。 最近はその種のサービスも、主要なポータルサイトはもちろんのこと、他にも非常に多くの翻訳サイトがあって、そのほとんどが無料なのだから有難い(例1例2例3例4)。

インターネット上の 翻訳サービスの進展 とはすなわち 機械翻訳の進化 のことでもあるが、そこには中々の歴史があるようだ。 例えば、吾が現役の頃は技術協力の文書を英語に直すのに汗したものだ。 丁度、私が加入していたパソコン通信で日本初の 「機械翻訳サービス」 が始まった(ニフティーサーブ、1990)のだが、社内の翻訳担当君が 「使い物にならん!」 とプライド高く言っていたものだ。 現在はどうであろうか?。 現今の無料のサービスに文句は言えないが、使って見ると、その出来はサイトによってかなり違う。 がそれも、こちらが入力する日本語の出来次第なのだと分かってきた。

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2007年2月21日 (水)

過ぎてなお セキリュティー

おじんの2月は e-Tax で明けて e-Tax で暮れた。それは一納税者としての感慨のみではなく、最近の IT を改めて実感した日々だった。 国税庁の 「確定申告等作成コーナー」 の末尾に搭載された Java のスマートな出来栄えについては後日書きたいが、今回は、その際にも遭遇した我がパソコン内の セキュリティソフト の勤勉振りについての感慨を書きたい。

それは、コーナー で作成した複数の 帳票データ を 国税庁 の サーバー に送信する前に、これらを結合して一つの データ にするところで起きた。 何度やっても 「結合」 せずに、出るのは 「ページを表示できません・・・」 と言う例の(他でもよく遭遇する) ブラウザー の警告画面ばかりだった。 思えば最近は、他のサイトでもこれがよく出る。 例えば他の人の ブログ に コメント を書き込もうとした時や、自分が管理している サイト に大きな ファイル を送り込もうとした時・・、そして先日は Windows Update に先立つ 「遠隔診断」 の際にも起きて慌てた。

そしてこれが、何時もではないから始末が悪い。 常に発生すれ (再現性があれ) ば当該アプリケーション(ソフト) の企業に相談することも出来るのだが、どうやらそのように 「安定した」 問題ではないようだ。 そして、細かい ロジック は分からないが、ある手段を使えばこれらの トラブル は必ず解決した。 それは、セキュリティーソフト を一旦 「無効にする」 ことである。 これから分かるのは、これら発信や 送信や アップロード を阻止しているのは我が PC の セキュリティーソフト らしいということである。

あちこちの サイト で勉強してみると、それはどうも 当該ソフト に搭載された ファイアーウォール という機能のなせる業のようだ。 この 「防火壁」 とやらは、外部からの 「火」 の侵入を防ぐのみならず、内側の 「非」 の漏出をも防いでくれるものらしい。 だからおじんは、これに向かって、 「過ぎたるは・・・!」 などと言うつもりはない。 凄く強力で 融通など効かない 「門番」 が居てくれるようでタノモしいからだ。 ただし、一旦眠ってもらった門番を、事後直ぐに起こし(有効にし)ておくのを忘れそうで、ちょっと怖い・・・。

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2007年2月18日 (日)

今年の e-Tax (4)

今月は、e-Tax を 「愛用」 している一市民として色々な思いを書いて来た。 そして今日は、それらの中から今後に向けての希望事項だけを纏めてここに残しておこうと思う。 実は過去3年、気付いた時毎に国税庁サイトのアンケートに書き込んで来たのだがそれらが具体的に反映された気配を感じない。 ただしここに書くのは、少しの給料と僅かな年金等 ささやかな収入だけの一老人の所見である。従って、具体的な指摘事項はもっと他にもあるに違いない。

1、一般市民で e-Tax を使おうとするのは 「白色申告」 の場合が多いのではないか。 一方、「青色申告」 は事業者向けであり謂わば申告手続きに慣れた人向けであろう。 よって当該システム内の諸メニューは、迷子予防のために、先ず白色申告関係があって次に青色申告関係が並ぶことが望ましい。 現状はその逆である。

2、一般の(還付申告ではない)所得税の電子手続き開始は 2月16日 の 午前0時 からである。 なのに、先ずここだけを見て、それが同日の 午前9時頃 からだと思い込んでしまっている人が多いようだ。 この誤解は、一般の仕事人にとっては当然起きる事で、このシステムの利用を阻害する一つの誤解になっていると思う。 しかも、これらの時間表案内は国税庁のサイトのトップページでは直ぐには見付からず、Q&A などを深く辿って行って初めて見つかることなのだ。

3、現行の e-Taxソフト では各種の収入額から当該の所得額を、また各種の保険や医療や寄付の支払い額から当該控除金額を算出するための算式等が格納されていない (国税庁のサイトにある 「申告書等作成コーナー」 ではちゃんと格納されていて自動的に計算してくれる)。 なので、e-Tax のユーザーはこれらの算式を別途 (手引書や当該サイトの別のページなどを見て) 把握しておかねばならない。 しかも、国費節減に協力して、手引書の送付を不要としている人も居るのだ。 だから、そんな算式くらいは当該ソフト内に搭載しておくべきである。

4、新たに e-Tax に挑戦しようとして、事前準備の途中で、又は入力の途中で挫折している人が多いのではないか。 その理由として、ユーザー側の 「ITリテラシーの不足」 を挙げてはならない。 ただ現実はその通りで、多くの人が、現行のシステムに途中から付いて行けなくなっていると思うのだが、でもそれは 「システムの未熟が原因」 だと考えるべきである。 IT社会における ユーザビリティー とはそういうもので、電子申告のシステムも今や例外では居られないのだ。

5、e-Tax なのに、所轄の税務署へ別途郵送しなければならない書類が多い。 が、今年からそのための 料金受取人払いの緑色封筒 が与えられたので、当分の間はこれでいいように私は思う。 なぜなら、郵送のために書類を整理することが、申告用のデータを正確に把握するための助けになっているのだし、年単位の自分史を垣間見る機会にもなっているからだ。 別途郵送の書類がきっぱりと必要無くなるのは、住民基本台帳をハブとして全ての公的な文書がリンクされた暁なのだろうと思う。 それに向けての国民的な合意はまだまだ遠い理想のようだが、それは e-Tax だけの課題や責任だとは言えない。

6、来年又は再来年の申告時には e-Tax のユーザーになった際の初期費用を 「還付」 してもらえるらしい。 私の場合は電子証明書 (有効3年) の発行に\500、住基台帳カード (有効10年) の発行に\500、カードリーダーの購入に 約 \4,000 掛かっていたから〆て \5,000 だが、でもこれらの有効・耐用期間は有限であり、掛かった費用はそれだけでは無い。 そしてこのために流した汗も多い。 しかもこの電子証明はただ e-Tax だけに使っているのが一般市民の現状なのだ。 だから、当分の間は 「電子申告特別控除」 のようなものを設けるべきである。

2006年の関連記事はこちら→ e-Tax(06.01.12)続e-Tax(06.02.16)続々e-Tax(06.04.21)

2007年の関連記事はこちら→ 今年のe-Tax(1)(07.02.04)同(2)(07.02.16)同(3)(07.02.17)過ぎてなおセキュリティー (07.02.21)Javaテクノロジー (07.02.27)

2008年の関連記事はこちら→ 今年の e-Tax (2008.01.20)

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2007年2月17日 (土)

今年の e-Tax (3)

e-Tax の利用は、今年から二つ (細かく言うと三つ) の手順を選べるようになった。 一つは、従前通り全ての作業を e-Tax のシステム(ソフト)上でやる方法 ①。 もう一つ (細かく言うと二つ) は、申告書類を作るのだけは国税庁のサイトにある 「申告書等作成コーナー」 でやって、その前後の手続きはシステム上でやり、出来上がったデータ(帳票群)をコーナーから直接送信する ② か 又は、データを一旦システムに組み込んでから送信する ③ か の方法である (帳票群の作成については ② も ③ も同じ)。 何ともややこしいが、e-Tax システムの生みの苦しみを見るようで、あと少しだ がんばれ!と言いたくなる。

今年の私は、① の導入部でややトラブって、それ自体は解決したのだが、念のためにデータの作成も送信も ② を利用することにした。 当然のことながら ② は ③ より迅速・簡便で、但しこれは、地方公共団体が発行する 「公的個人認証サービスに基づく電子証明書」 により電子署名を行う場合にのみやれる方法である。 その点私のように、折角の住民基本台帳を意義あらしめるべく既にちゃんと ICカード化 を済ましている 「素直な市民」 は有利だ。

ところで国税庁のサイトでは、昨年までの ①(=ソフトによる記帳) をさておいて (ベッキーさんが右側に追いやられている)、②(=オンライン記帳:③ も同じ) を前面に押し出して (トップの一番目立つところにリンクを置いて) 宣伝している。 前者の方が国税庁のサーバーの負担が少なくて済む筈なのに何故だろうと思いながら、試しに両方で同じ帳票の作成をして見たのだが、その使い勝手の違いは歴然としていた。 まるで別のコンセプトで (別のブレーンによって?) 作られたように違う。 即ち、オンライン (②・③) の方が格段に見通しが良く、親切で、正確なのだ。

見通しがいいとは、例えば手元に用意した源泉徴収票のフォームとコーナーでのデータ入力フォームとがほぼ同一で、肝心の項目枠がカラーで強調されていること。 親切だとは、例えば下位の帳票のデータが 上位の帳票にも自動的に反映 (自動転写) されていること。 正確だとは、ほとんどの換算・集計作業が自動的にされること。 ・・・等々だ。 ① ではこれらの機能が不十分で使い勝手も見通しも劣悪なのだ。 このままでは、① による帳票記帳の利用は廃されて、こちらは単に申告手続き用のみのソフトに特化して行くような予感がするのだが、それでいいと思う。

2006年の関連記事はこちら→ e-Tax(06.01.12)続e-Tax(06.02.16)続々e-Tax(06.04.21)

2007年の関連記事はこちら→ 今年のe-Tax(1)(07.02.04)同(2)(07.02.16)同(4)(07.02.18)

2008年の関連記事はこちら→ 今年の e-Tax (2008.01.20)

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2007年2月16日 (金)

今年の e-Tax (2)

H18etaxrcv 2月16日は所得税の確定申告の初日(還付の場合は別)、私はこれを e-Tax で早々に済ませた(右の画像はその受付済みメールである)。 義務も権利もその行使は直ぐにやる主義である。 と言うのは嘘で、実は (e-Tax に必要な) 「公的個人認証サービスに基づく電子証明書」 の有効期限が今日までだからであった。 なぜそんな微妙なタイミングなのかと言うと、3年前の確定申告時期に臨んで、区役所からの案内でこれを取ってカードにしたのが 2月17日 だったからである。

公的個人認証サービスの有効期間は3年、そのデータを格納している 「住民基本台帳カード」 の有効期間は10年、それを使う e-Tax の受付期間は毎年 2月16日 から 3月15日 まで・・・。 以上の3つのタイミングをじーっと眺めると、(他に使う目的が無い場合は) 認証サービスの更新を 3年おき にきちんとする必要はなく、ほぼ 4年おき で良いことが分かってくる。 期限が切れても、次の申告時期までのほぼ一年は放っておけばいいからだ。 他にカードが必要な事態が起きれば話は別だが・・。

ところで、このカードを e-Tax のような電子申告で使うには 「公的個人認証サービス利用者クライアントソフト」 という長ーい名前のパソコンソフトが必要である。 それは区役所などでカードを発行してもらう (500円) 時に付いてくる。 私が3年前にもらったのは ver1.0 であった。 それが昨年 ver2.0 に改変されていたようだが、その案内は区役所からもどこからも無く、先ほど電子申告作業の最終段階になって初めて知った。 慌てて (申告作業を一旦停止して) 我がパソコンに ver2.0 をダウンロードして インストールして、カードリーダーとの接続設定をしたのだが、初心者ではここできっとパニックになって先に進めなくなったであろう。

前の記事に書いた 「帳票群の所在不明事件」 もそうだが、e-Tax に関わる諸システムや市民誘導のためのサービスにはまだまだ改善の余地がありそうだ。

2006年の関連記事はこちら→ e-Tax(06.01.12)続e-Tax(06.02.16)続々e-Tax(06.04.21)

2007年の関連記事はこちら→ 今年のe-Tax(1)(07.02.04)同(3)(07.02.17)同(4)(07.02.18)

2008年の関連記事はこちら→ 今年の e-Tax (2008.01.20)

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2007年2月 4日 (日)

今年の e-Tax

所得税の確定申告の月がやって来た。 年にただ一度、善良なる国民として、おじんがシャキッとする2月である。 一昨年は、国税庁ホームページでの 「申告書等作成コーナー」 を利用してその結果を印刷して郵送する方式を、そして昨年は e-Tax(国税電子申告・納税システム) をそれぞれ利用した。 思いは色々とあったが、経過はそれなりにスムーズであった。 今年(2/16~)は更に簡便にやれるのであろうか、と 当該ソフト の最新版(1/22付け)を導入して、そのテストランをして驚いた。 昨年、とても便利に使えた電子帳票(申告に必要な書類群のこと)の一部が、今年のには搭載されていない(ように見えた)のだ。

私が気が付いたのは、「収支内訳書」 という帳票群(3種類)が消えている(ように見えた)ということである。 これらは昨年のにはちゃんと載せてあって、そのフォームにはパソコンを使って電子的に細かい事項を打ち込めるので、書痙 の私にはとても助かるものであった。 今思うと、これこそ私が e-Tax を利用してきた一番の理由だと言える。 それが何故、今年のから消えてしまったのだろう?。 代わりにとて、「申告書等作成コーナー」 の「所得税の確定申告書」の中を調べると、ここでも、オンラインで記入出来るような 「収支内訳書」 へのリンクが見付からない(一昨・昨年は確かにあったと記憶している)。

あいにく私は昨年の申告書送信の際に、「行政コストの削減の観点からもご協力をお願いします」 という国税庁のアナウンスに応えて、次期からの確定申告書(の用紙や説明書)等を 「送付不要」 としていたので、今や上記の事態の理由や対処方法を知る手段も無い。 残された方法は、当該帳票の フォーム を ダウンロード してこれに記入して別途郵送するしかない。 でもそのフォームは PDF形式 なのでそこに記入する方法は電子的ではなく手書きしかない。 これでは数年前に逆戻りだし、書痙の私にはとても苦痛なのだ。 何故こんなことになったのであろうか?。

Etaxannex この疑問を、国税庁サイトの 「Q&Aコーナー」(2/2) や 「アンケートコーナー」(2/5) に書き込んでおいたのだが、未だ応答が無い(追記1)。 「 電子申告」・「電子納税」・「電子政府」 など 今後不可欠と思われる IT 化へのユーザー誘導の理念がどこかで損壊している。 このままでは e-Tax のこれからが思いやられる。 だから、先日既利用者向けに送られてきた、折角の 「添付書類提出用封筒(郵送料受取人払)」 の緑色がなんだかとても空しい・・・。

2006年の関連記事はこちら→ e-Tax(06.01.12)続e-Tax(06.02.16)続々e-Tax(06.04.21)

2007年の関連記事はこちら→  今年の e-Tax (2)(07.02.16)同(3)(07.02.17)同(4)(07.02.18)

2008年の関連記事はこちら→ 今年の e-Tax (2008.01.20)

追記1 ; Q&Aコーナー からの回答が 2/5 の 21:40 に配信された。 「 e-Taxソフト を最新版にするように・・」 という、定型文らしきものであった。 そんなの分かってるし既に済んだことだ。 お忙しいのか、こちらの質問をよく読まずに返信しているように思えた。

追記2 ; 上記の疑問は 2/6 の朝 e-Tax の ヘルプデスク に電話をして解決した。 原因は、昨年の経験で安心して、私が今年の初期設定のところで、表示された上位のメニューに抵抗も無く入ってしまったからであった。 実はそこは青色申告用であって、白色申告用の帳票群はその下位に並んでいて、選択用の小窓からははみ出していて見えなかったからである。 おじんの早とちりであった。 しかし、あの小窓では、ここは青色申告用だというツリー表示もはみ出てしまって見えないし、第一「白色」が「青色」より下位だというのも クヤシい!

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2007年1月20日 (土)

ビスタ遠望

今月末にパソコン用OS(基本ソフト)の Windows Vista が発売されるらしい。 新しいものが大好きな人には、約5年ぶりのワクワクするイベントになるのだろう。 家電店の広告を読むと、まるでもう Windows XP はオシマイだと言っているようにも見える。 でもそれは、これからパソコンを新調しようとする人にとっては正解と言えるかも知れないが、おじんのように Windows 以前の BASIC(正確にはOSではないが) の時代からのユーザー(1980~)としては今 トキメクものは何も無い。 むしろ、過去にあったように、新OS のために 旧OS へのサポートがないがしろにされるのではという心配の方が先にたつ。

既に現役を引退していても、私の場合、パソコンは生活の必需品である。 世界中の愛犬家とメール(例1例2)をやり取りしたり、庭の花のデジカメ写真を楽しんだり(例1例2)、手紙や賀状を作ったり、ささやかにホームページを運営したり(例1例2例3例4)・・・と、様々な生き甲斐を与えてくれている。 さらに、日常の諸料金税金の支払いも、好きな旅行のための事前調査も手配もこれでやれる(例1例2)。 昔懐かしいプロジェクト現場の今の姿(衛星画像)もこれで見ることが出来る(例1例2例3例4例5例6)。 確かに、これらの便宜の多くは、Windows 98 から XP に替わってから更に快適に使えるようになったものだ。 それでは、今回の XP から Vista への変更で新しく登場する便宜とはどんなものなのか?。

華やかな ユーザーインターフェース だとか、強化された検索機能だとか、喧伝されているそれらの新機能の中に おじんが ビビッと感じるものは何も無い。 それは、私がまさしく「おじん」だからと言えばそうかも知れない。 それでいいのだ。 私の場合の新OS とは、旧OS を棄ててまで買うものではなく、愛用のパソコンがスリ切れて動かなくなった時にやむなく購入する新機に付いてくるところの、その日までに先人諸氏が汗と涙で使いコナしておいてくれた OS のことなのだ。

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2006年12月 7日 (木)

IT今昔 暮らしの商品編

Cntsunday2現在の消費者物価指数は、暮らしに必要な商品 584品目 の値段を係数処理したもので、2005年の値を 100 としてその後の物価の変動を時系列的に表すべく、総務省によって毎月公表されているのだそうだ。 その根拠になる品目 (年間家庭支出の0.01%以上を占める品) は消費生活の実態に合わせて見直されるので、よってこれは一義的な数値ではなく あくまでも指数である。 指数に影響する品目毎の重みも細やかに決められていて、一般国民の消費生活上の実感を反映するように工夫されているらしい。 が、良くも悪くも、この平均からかけ離れた生活をしている人々には、どう映るのだろうかちょっと興味が沸く。

これは、いつも見るのを楽しみにしている 「中日サンデー版」12月3日号 の 「暮らしの商品 うつりかわり」 (上の写真) を読んで感じたことだ。 そして、更なる興味は、絵にして示されたそれら品目群の変遷そのものに沸いた。 それは、戦後の日本人の日常生活そのものであり、わが人生の諸場面を映し出す走馬灯を見るようでもあったからだ。 中には、情報のやり取りに関わる品目も散見されるのだが、それはやはり 「IT」(脚注) という用語がはやり出したころ (1998) から増えていて、新しいものほど出入りが激しくなり、出たと思ったら直ぐに消えてしまった品目もある。

例えば、最初 (1946) からあった品目の内、インキは1960年に、電報料は1980、万年筆は1990、レターペーパーは2000、鉛筆は2005 にそれぞれ削除されている。 その他の消長を見ると、ラジオ1955~1980、白黒テレビ1960~1980、珠算塾月謝1965~2000、テープレコーダー1975~2000、小型電卓1980~2000、ビデオレコーダー1985~2005、ワープロ1990~2005、ゲーム機1995~、携帯通信料2000~、デジカメ・インターネット接続料・PC用プリンター2003~、薄型テレビ・DVDレコーダー・カーナビ2005~、などが載っていた。 役所の統計だから当然のことながら、それぞれの流行よりはややずれて登場している。 が実に、ここにも IT今昔 を見る思いがしたものだ。

注) ; 日本で情報通信に関わる概念や場を IT (Information Technology = 情報通信技術 ) という用語で括って言い表してきたのはほんの10年に満たない。 日経BP社の「情報活用ハンドブック」(1995.09.30)には早くもこれが記載されているが、当時はかなり狭義に使われていた印象だ。 現在の意味で国内で多用されるようになったのは 2000年代 に入ってからである。 ちなみにこの略語が、国際的に使われるようになったのは世界貿易機関での「情報技術協定(Information Technology Agreement)」(1996)あたりからのようだ。

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2006年11月 8日 (水)

携帯への迷惑メール

Pckeitai 二つ前の記事で、「最近我が携帯にも頻繁に入って来るあのヘンなメールはなんとかならないものかなー」 と書いた。 私の携帯暦は8年になるが今はそんなに使ってはいない。 当初は、出先での業務連絡に重宝したし、宿などでノートパソコンにインターネット接続をするために データ通信用アダプタ を介して携帯を使った(写真上)のだが、引退してからはそれも必要無い。 それに現今は、至る所で 無線LAN が使えるので、長旅でも携帯の出番が無い。 だからだろうか、街で ケータイ に縛られっぱなしの若者を見ると、なんとお忙しいことよ・・まっこと カワイソウ にと思う。

かく使わない我が携帯に迷惑メールが押し寄せて来るようになったのは最近のことである。 何らかの理由でアドレスが漏れてそれが 「業界」 に行き渡ってしまったのであろう。初めは、それらに対して 「アドレス指定受信拒否」 の設定をしていたのだが、数が多くて直ぐにパンクしてしまった。 日ごろメールをやり取りする相手は限られているのだから、「拒否」 ではなくてその逆の、「アドレス指定受信」 を設定すべきだった。 と、後で気が付いた。 が、その前に、こちらの 「アドレス変更」 をした。 実は、一般の e-mail アドレスを変更することが (解約と再契約とが必要になるので) そう簡単ではないように、携帯メールのアドレス変更も同じく難しいと思い込んでいたのだ。 が、それは間違いだった。(例外もあるようだ。注1)

遅ればせながら色々と調べてみたら(注2)、「携帯メールは受信でもパケット通信料として課金される。たとえ迷惑メールでも・・」 らしい。 そうと分かったら途端に腹が立ってきた。 でも、そのことは5年ほど前に既に問題になっていて、官民をあげて色々な検討や対策がなされていたらしく、私はそれを知らなかっただけのようだった。 事実、あの押し寄せて来ていた迷惑メールも、「無料パケット」 の範囲内に収まっていたようで実際の課金は無かったようだ。 そこまで知って腹立ちは収まったが、日頃 IT を語るおじんとしては、今までの低認識ぶりの自分を 自分で恥じたわけだ。 変更後はあれほど煩さかった迷惑メールがピタリと止んで、かえって寂しいくらいだ。

注1) ; au は一度決めたメールアドレスを途中で変更出来ないようだ。 最初から気を付けてアドレスを決めることが肝心だ。

注2) ; 我が家では色々なサービスの毎月の請求書が郵送されて来るのを全て断って、必要に応じてインターネットで見る方式にしている。 これを徹底するとかなりの家計節減になるのだ。 がその後、それらの明細をあまり調べに行かないので、付帯して表示されるナウい情報を取り逃がす結果になっているようだ。

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2006年11月 3日 (金)

無償のIT、グーグル

前の記事で 「タダほど高いものは無い」 ことを書いた。 世の中をネガティブに眺めればこう言う話はいっぱい見付かる。 だが、そんな観念だけで毎日を生きるなんて寂しいことだ。 いや、昔も今も 「無償のアイ」 に通じるお話はいっぱいあるではないか。 と、ここまで考えて 最近の IT の場における 「無償」 のことに思いが至る。

それは今 インターネット界 を席捲しつつある グーグル社 の諸サービスのことである。 数年前、痒い所に手が届くような結果を並べてくれる検索サービスに出会って、しかもそこでは目障りな広告が現れないことに驚いたものだ。 広告を載せなくて何で無料のサービスがやれるのかと不思議に思った。 そして、これほど優秀な検索ロボットのことだから、こちらのことをちゃんと見通しで、いつか請求書を送り付けてくるのではと不気味に思ったものだ。

インターネットの黎明期、それを未だ パソコン通信 と呼んでいた 90年代初期に、私は NIFTY-Serve 経由で CompServe の科学技術情報の検索を利用していたのだが、あの頃は全てが有料であった。 回線(電話代/時間)も、接続(ネット利用/時間)も、検索(情報料)もそれぞれ別々に課金され、(真面目な)ユーザーは如何に手早く情報源に行き着き、素早くそれを取り出し、済んだら即電話を切るか の技を磨いたものだ。 今は、時間当たりの課金はそれこそ 「¥0」 に等しく、「情報を金で買う」 と言うのも死語になったみたいだ。

単に 「優秀な検索」 のみならず、グーグルのサービスの拡大は続いている (例1例2)。私も Google Earth で居ながらにして地球上の旅を楽しませてもらっている。 また先月の南ドイツの旅での写真集を CD に載せて、嫁たちに配ったのだが、パソコンに挿入すれば自動的にスライドショーが始まるという便利なものだった。 これも Google によるフリーソフトの一つのほんの一部なのである。 その拡大ぶりは、おじんにはもうとてもついて行けない程だが、いったいこれから先どうなって行くのだろうか?。

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2006年10月30日 (月)

踊るポータビリティー

Keitaihikaku 「タダほど高いものは無い!」 と昔から言われてきた筈だ。 なのに今更に、その文言を正面に掲げてビジネスを展開し始めた企業がある。 ただその内容には色々な仕掛けが (見えないように書いて) あったようで、競合他社からも非難されている。 なのに、週末には消費者が殺到したと言う。「消費者は賢い」 とも、昔から言われてきた筈だが、そうでないお方だって居る。 それが全人口のたったの 0.1% だけだとしても 13万人 にもなるのだから窓口が混む訳だ。

石油ショック時のトイレットペーパーでもあるまいし、そんなに急いで駆けつけて並んでまで買うべき商品ではない筈のに ・・ 。 それとも皆さん、未だに 「行列症候群」 に罹ったままなのだろうか?。  ところで、この事態を予想したのかどうか、10/28 (土) の中日新聞朝刊に載った 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会 の全面広告(上の画像)はとても印象的であった。 当初は一瞥しただけであったが、ここ数日の騒ぎに刺激されて、改めて読んでみた。 それは、色々な切り口から携帯電話 3 社のサービスや料金を細やかに比較していて、分かり易い内容であった。

その結論には、「料金面で各社に大差はなし。 大切なのは、家族向け割引 ・ 継続割引をいかに無駄なく使いこなすかということ。」 とあった。 自分の使い方に良くあった携帯サービスを見極めることも先ずは大事なことだが、「長く使うこと」 こそ肝要だと おじん も思う。 それにしてもこの頃、我が携帯にも頻繁に入って来るあのヘンなメールはなんとかならないものかなー。

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2006年10月23日 (月)

レンタカーでアウトバーンを

Autobahna3a7 39年ぶりにドイツの高速道路を走った。 最初の時は滞在期間の関係で中古のフォルクスワーゲンを買ったのだが、今回はレンタカーで走った。 ドイツの高速道路と言えば、アウトバーン、それはあの独裁者ヒットラーが当時のドイツ国内の失業対策として発案して造らせたインフラストラクチャーなのだという。 正式な初開通は フランクフルト・ダルムスタット間 25kmの 1935年 だから私より年長だ。そして現在は総延長 1万2千km を超えていると言う。 高速道延長では アメリカ (>9万km) や 中国 (>4万km) よりは短いが、国勢 (面積は日本の94%、人口は日本の64%、日本の高速道 >7千km ) から見ればダントツな充実度である。

超高速仕様とも言えるその路線設計の滑らかさは羨ましい限りだし、標識もわかり易く、 サービスエリア の入り口には次の ガソリンスタンド迄 の Km が見易く表示されている。 何よりも素晴らしいのはこの世界一の道路が無料で利用出来ることだ。 また、制限速度も法制上では無いに等しいようだが、一般に乗用車等は 130 km/h を、トラック等は 80km/h が推奨されていて、最近は環境論議から前者を 100km/h 以下にという提唱もあるようだ。 それよりも現在は、修復工事や渋滞や天候等によりもっと厳しい速度制限を設定した区間が度々現れるので、そんなに快適に走ってはおられなかった。

今回 フランクフルト国際空港 で借りたのは、予約した オートマチック車 が無くて、 Hertz のフロントから勧められた ニッサン X-TRAIL(2.2D 4x4 前進6速) であった。 帰国後ネットで国内の カタログ を見ると、エクストレイル の ディーゼル は載っていないから、どうやら欧米向仕様らしい。 日頃 オートマ に慣れてしまった老人には始めやや使い辛かったが、7日も乗っていると前進6速の良さを実感することになった。 総走行は 1437km で 平均燃費が 15.8km/L だったから、今の我が愛車プリウスとは比較にならないが、トラブルも無くよく走ってくれた。 無事故で終わったことを感謝したい。

日頃 妻は (免許はあるが) 頼んでも運転しない。 そのくせ、私の運転がある速度を越すと助手席で足を踏ん張り始める。 それは決まって 100km/h のところだ。 メーターを見なくても分かると言う。 道路や車にもよるだろうが、日本の高速道では この辺りがいわゆる巡航速度なのかも知れない。 あちらでの 130km/h がそれに相当するのかも知れないが、私にとって (妻にとっても もちろん) それはとても疲れる速度であった。 海外で自ら走ることはもう卒業だ。

注);アウトバーン を利用するのは周辺の EU 諸国 などの人や企業が増えているし、その維持運営には大きな国家予算を喰うことから 現在有料化への検討が進められているらしい。 既に、12トン以上の大型トラックについては GPS と携帯電話による IT課金システム が実施されている。

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2006年10月18日 (水)

旅先のインターネット(5)

「ドイツ鉄道のネットサービス」

Icekoelnmainz_1 私どもの南ドイツの旅の楽しみの仕上げは DB=ドイツ国鉄 を利用することであった。 宿をとった マインツ から ビンゲン 迄は① RB(Regional Bahn = ローカル普通列車)で、(そこから船で ライン河を下り) コブレンツ から ケルン 迄は② IC(Inter City = 都市間特急)、帰りに ケルン から マインツ 迄は③ ICE(Inter City Express = 都市間超特急)を利用した。1994年に民営化されているのだから、DB を国鉄と呼ぶのは正しくはないが、その規模やサービス形態はいい意味でまさしく国鉄である。

そのサイトでは、英語で、ドイツ国内の全ての駅と列車について、時刻表設定期間内(今は12月9日迄)の希望する列車の検索が出来る。 同じような地名や駅名が他にもある場合は、親切に プルダウンメニュー が現れて正しいものを選択するように指示される。 たった一つの便でなく、幅のある検索結果が出るし、それより早いのも遅いのもボタン一つで追加検索が可能だ。 結果を絞って、そのまま予約のページに入って、(行程101km以上なら) クレジットカードを登録して、自分のパソコン上で発券も出来る。 が、そこまでしなくても、今回は 時刻表検索 だけで非常に役立った。

Dbdocuments クレジットカード は駅頭でも使えて、両替をする手間やレート上の不利を回避出来るのでとても便利だ。 今回の切符は、①は短距離なので プラットホーム にある券売機で現金で (早朝出勤らしき女性に教えてもらって)、②