セキュリティー

2008年6月21日 (土)

シティズンズリテラシー(振り込め詐欺被害者数に思う)

今日から 「振り込め詐欺被害者救済法(被害回復分配金支払い法)」  が施行される。 これは、日本の預金保険機構や金融機関が、この種の詐欺に使われたとして凍結した口座の残金を、被害者に按分で返還するためのより簡便な手法を定めたものだ。 被害者にとっては大変有難かろう。 自分のお金が少なくて、だからそれにしっかりとしがみついている おじん にはあまり関係無い法律 (いつかお世話になるかも!) だが、驚くのはその被害者の多さである。 その標的は主に高齢者であり、高齢者の中でも生活弱者、なかんずく情報弱者が餌食にされているようだ。

中には、世の中にこのような犯罪があると言うことさえ未だ知らないお年寄りが居るのであろう。 苦労をして貯めたお金を、小難しい ATM のボタンを操作して送金するという、身内を思う行為は善良以外の何ものでもない(中には強欲の結果みたいなのもあるらしいが)。 しかしおじんは、「そんなバカな!」 とあきれてしまう。 そして、社会がその防止や救済に力を注ぐ前に、当事者自身がそのあるべき 「力」 を持って欲しいと思う。 それは、一般市民としての 生活力 と言うよりもっと根本に持つべき 「市民力」 のことだ。

ここで言う市民とは、自由経済と法治の下に生きる全ての人々のことであって、その 「力」 とは 「常識と良識を保持する力」 のことである。 生活格差 とか 情報格差 の底辺に甘んじてしまって、この種のミニマムな シティズンズリテラシー (citizen's literacy) まで放棄していては、現今の 「狼たち」 の餌食になってしまうだけだ。 ただ、現にそういう力の無い人々を責めるのみではいけなかろう。 金も力も無いよ、でも幸せな余生なんだよ、と、誰もがこんな風に言える社会が来ること、それが望ましい。

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2008年3月24日 (月)

驕(おご)るブラウザ IE7

パソコンの基本ソフトとして WindowsXP SP2 を使っていて、そのアップデートを自動でやるように設定している人は、この2月中旬頃から、ブラウザも半自動的に IE6 から IE7 にアップグレード出来るようになった。 確かにそれは、デキるようになったのであって、シナケレバナラナクなったのではない。 しかしおじんのように、人生=寄らば大樹の陰 を信奉して生きて来て、パソコン=Microsoft Windows だと頼り切って来た人間は見事にそのワナに嵌っちゃった、そんな一か月だった。

ブラウザとは、私達がウェブサイト(インターネット上のホームページ)を見る時、パソコン上で働く閲覧用ソフトのことで、その内 IE7 とは Microsoft Internet Explorer 7 のことであり、その日本語版が出てから既に1年半になる。 ソフトの変更にはかなり慎重なおじんだが、これはもう一般に使いこなされた筈だと思ったのだ。 が、以後幾つかの不思議なトラブルに見舞われた。 次男の店のホームページのために考案した複雑なフレーム構造が働かない。 愛犬のブログの記事書き込みで時々漢字変換が効かない。 等々。 それらは多分、IE の機能やセキュリティが向上した証左であろう。 だが 「過ぎたるは・・」 と言う嫌味も言いたくなる。

Netscape111 おじんが初めてホームページを閲覧した時(1995)には MS社 のIE は未だ世に出ていず、使ったのは Mosaic という先駆的なブラウザであった。 その技術的流れは現在の Netscape Navigator と Mozilla Firefox という2製品に生きているのだが、前者は先月自らの終焉を宣言し、その後継として後者を指定した。 その背景には MS社 による IE のしたたかな世界制覇への戦略があった訳で、この20余年は、第一次・二次のブラウザ戦争と言われるほどの熾烈なシェア争いがあった。 おじんもそれに翻弄された一人だ。 だから、色々なブラウザを使い分けておられるお方には感心してしまう。

今ネットで調べると、IE7 のトラブルはいっぱいあるようだ(例1例2例3例4例5)が、それらの傾向と対策については総合的で詳細明解な答えはどこにも見付からない。 でも実は、IE7を 消去すると自動的に元の IE6 に戻るようになっているのだ。 という事は、このような混乱は 「想定内」 だったと言う訳だ。 お陰でおじんのトラブルもきれいに消えたが、思えば実に奇怪な 「親切」 である。 奢る平家は・・ と言うが、IE7 にもそんな匂いがする。

注);右上の画像はおじんが1996年に購入した Netscape Navigator 1.11日本語版 の箱の装丁である。94年発表のこの先駆的ブラウザはフロッピーディスク数枚に搭載され、ソフトバンク(株)が販売し、定価5,000円であった。

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2008年3月 1日 (土)

CHECK PC!

Checkpc01 「チェックピーシー!(貴方のパソコンは大丈夫?)」 と シャーロックホームズ風 の 上戸彩 がこちらを見つめる。 彼女のことをあまり知らないおじんだが、若い美女には弱い。 だからこう言うイントロページ (←左はその画像。 クリックすると拡大する) は、無視出来なくてつい深みに嵌って行く。 そういう精神が情報セキュリティには一番悪いのだ!。 が、今日は別だ。 なにしろそれを発信しているのが経済産業省なのだから。 このキャンペーンサイトはお役人様自身の手で作られたものでは無かろうが、とてもイキでおじんにも分かりやすくて秀逸だ。

彼女が指差すのは レッドカード ならぬ レッドファイル。 カードの方は審判様から下される神聖なものだが、彼女が警告しているのはネットに横行している真っ赤な嘘のワルーいファイルのことだ。 (2008.03.31迄は右枠内に赤い画像が出てその中の右向き三角をクリックするとキャンペーン動画が始まる。 その下部をクリックすると公式サイトが開く→)

キャンペーンの趣旨として、「誰でも容易にインターネットに接続できるようになった今日、コンピュータウイルスの感染、不正アクセス、フィッシング詐欺等の被害に遭遇する危険性が高まっています。 このような被害を未然に防ぎ、安心してITを利用するための意識及び知識の向上を図るため、経済産業省は一般のインターネット利用者を対象に情報セキュリティ対策強化キャンペーンを実施致します。」 とある。

我がパソコンのありがた味は、それが駄目になって初めてヒシヒシと分かる。 昔のパソコンは、たまにその機能が駄目になる(故障する)ことがあったのに、今はそれは殆ど無く、駄目になるのは全てセキュリティの隙間を突かれて色々なトラブルを起すからだ。 だから、おじんも日頃注意を払っている。 おかげで時に、セキュリティソフトが頑張り過ぎて、善良なネットの上でもこれの「壁」に通せんぼをされて困惑することがある。 でも、やはり 「過ぎてなおセキュリティー」 だなと思う。

関連記事;
メールアドレスを秘匿することは? ('06.01.03)
最近の迷惑メール ('06.01.21)
パスワード ('06.02.03)
掲示板スパム ('06.02.12)
IC身分証 ('06.03.23)
Web2.0 おじんの願い ('06.07.19)
携帯への迷惑メール ('06.11.08)
ネット社会の安全 ('06.12.13)
過ぎてなおセキュリティー ('07.02,21)
アドレスもIDの一つ・・(メアド変更に思う) ('07.04.07)
アナログディバイド(情操格差) ('07.08.17)
最近の迷惑メール(2007) ('07.09.08)

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2008年2月28日 (木)

続々 今年の e-Tax (2008)

このシリーズの前々回の記事で、e-Tax の申告(送信)時に必要な公的個人認証サービスの電子証明書は、その有効期限が 3年 だから、それを毎年たった一度しか使わないのなら、両3年の間に1年の休眠期間を挟んでもいいと書いた。その更新のために区役所に行き \500 を払うのが、3年 に一回ではなく 4年 に一回で済むのだ。 と、このケチな発見を得意げに思っていたおじんは、今日 今年の送信をして見事に躓いた。

Etaxmsg0802r それは、一旦有効期限が切れてしまった電子証明書は、たとえ同じ住基台帳カードの上であろうと 「更新」 では無くて 「新規発行」 をしなければならないと言うことと、そのことを国税庁にも 「初期登録」 しておかねばならないことに気付かずに申告書を 「送信」 したからである。 その送信自体はエラー無く終わった (新しい電子証明書もちゃんと認識された) のに、送られてきた審査結果のメッセージには 電子証明書が未登録だとの 「エラー情報」 が書き込まれていて 「データに不備があるからそれを直して再度送信せよ」 とあった(右上の画像をクリックすると拡大する)。

早速、手元の説明書や国税庁のサイトを調べなおして、所定の 「初期登録」 をしてから再度の 「送信」 をして、今度は 「エラー情報」 の無いメッセージを受け取った。 しかし、今夜の酒はとてもニガい。 e-Tax を過去3回もやってもう慣れてるぞという おじん のプライドなど吹っ飛んじゃったからだ。 まさか、4年目に再び 「初期登録」 などと言う手順を踏まねばならないなんて、思いも寄らなかったからだ。 何故 「更新」 という通路が無いのか。 それは セキュリティ のためと言うのだろうが、「他人に成りすまして納税してくれる人」 などこの世に居るのかいな?・・と言い返したい。

2006年の関連記事はこちら→ e-Tax(06.01.12)続e-Tax(06.02.16)続々e-Tax(06.04.21)

2007年の関連記事はこちら→ 今年のe-Tax(1)(07.02.04)同(2)(07.02.16)同(3)(07.02.17)過ぎてなおセキュリティー (07.02.21)Javaテクノロジー (07.02.27)今年のe-Tax(4)(07.02.18)

2008年の関連記事はこちら→ 今年のe-Tax(2008)(08.01.20)続 同(08.01.30)

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2008年1月 9日 (水)

メーリングリストとメールマガジン

インターネットが一般市民に活用され出してから未だほんの十年ちょっとしか経っていない。 その筋の専門機関に於いてはもっと前からであろうが、例えば電子メールがインターネット経由でグローバルに使えるようになったり、ネットサーフィンと称して世界中のホームページを訪れることが出来るようになったのはつい 15年ほど 前なのだ。 IT時代の流れの速さに驚くばかりである。

その中で、ユーザーが受身の形で情報を受けることが出来るものに、メーリングリストメールマガジン とがある。今日はこの二つを材料にして我が身辺のメール文化について考える。

メーリングリスト(ML)は 「運営者が掲げた一定のテーマについて、参加したユーザー達が随時に発信し、それが全員に配信されるメール型会員限定掲示板」 だと定義されよう。 沢山の無料MLサーバー(一覧例)のお陰で、その運営者には特段の費用無しに誰でもなれるのだが、運営の本質は所謂ボランティアである。 加えて、不特定多数のメンバーの勝手な振る舞いを統率するには、相当な技量や心臓や根気が必要で、時にこれらが破綻してしまうのであろうか、今までに私が参加したMLでも消滅したのが数多い。 また、運営者の個性が強くて包容力に欠けるのもあるが、ただそのこと自体がネット文化なのだから決して欠点だと言うつもりはない。

一方、メールマガジンの定義を 「受け取り側が受け取ることを承知しているダイレクトEメール」 だとしてみると、そのことを日本で最も活用した一例が小泉さんの 「内閣メールマガジン」 だと思う。 このように企業や団体による情報配信は世界一般な動きなのだが、現在わが国では個人が発行するマガジンが数万種もあって、日本には「メルマガ文化」があると言われる。 これらも無料の発行サービス (例) のお陰で印刷費も搬送費も要らないマガジンと言う訳なので、発行の動機と規律が持続する限り廃刊されることはない。 ただ最近は、配信の「依頼」や「承知」をした覚えが無いのに送信されてくる 「マガジンもどきメール」 が増えた。 それらの中身は概ね非善良なものばかりだ。

メーリングリスト と メールマガジン、両者の共通点は 「メールで配信」 されることである。現在は、HTML形式のメールが増えてきたので、その表示の形態は一般のホームページ(HP)と同じになり、更に昨今は、従来のHPの代りに ブログSNS という便利な「場」が出来たお陰で、情報の流れの様態は実に色々になった。 情報の質も多様で、我田引水的なリンクばかりのもの等、まさに玉石混交、残念ながら「石」が多くて「玉」が少ない。 まさに メーリングジャングル なのだ。

幸せなネット市民になるには、これら玉石を適切に識別する能力(情報リテラシー)をまず持つ必要がある。 これは今や国民教育の必須アイテムだと思う。 各自に、失敗しながら学んで行けと言うには、それによる経済的・精神的なロスが大き過ぎるのだ。

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2007年9月 8日 (土)

最近の迷惑メール(2007)

迷惑メールの様態 も時代に応じて変化する。 そこで今日は、私が受信した最近の約千通 (2007.08.23~09.07) についてそれを概観してみる。 16日間でこれだけ、即ち平均 63通/日 が来ているのだが、それでも昨年1月下旬の平均 122通/日 の半分近い。 逆説的だが、こうも減ったのは、もう 12年半も 私が自分のアドレスを変更もせず堂々と公開しているからかも知れない。 「このアドレスは頑固なおじんのだから、送っても効果無し!」 と、業界の「ホワイトリスト」に載ったのだろうか?。

今回調べて気がついたのだが、私が 「迷惑」 だとして メーラー(メールソフト) に仕分けさせていたものの中には 「善良」 なものがかなり入っていた。 例えば、情報検索・通販・旅行・金融・パソコンソフト などの分野で前にちゃんと メンバー登録 をして当該のサービスを享受していたのに、やがてそれらからのダイレクトメールを 「迷惑」 に思ってしまっていたのだ。 スミマセン!。 これらを差し引くと、純粋な迷惑メールは丁度 50通/日 になる。  内、半分強(29通/日) が表記も中身も英語(独語も含む)である。

もう一つ気がついたこと、それは怪しげな ファイル(.pdf や .xls が目新しいが) を添付したものがぐんと減ったことである (18通/16日間。昨年1月では67通/7日間)。 代わりに、HTMLメール が増えたのかも知れない。 が、私はメールを全て テキストで見る ことにしているので詳しい実態は分からない。 そもそも 「HTMLメールは見て分かりやすく楽しい」 なんて おじんには余計なことなのだ。

これら迷惑メールの目視判別は、最近の日本語のは直ぐに出来る。 おおむね発信者名がカワユイのだ。 件名も、もういいアイデアが尽きたのであろう、稚拙でアサッテなお誘い文句ばかりだ。 一方、表記(発信者名と件名)がアルファベットなものには注意が要る。 私宛には世界中の愛犬家から善良なメールが届くからだ。 そこで関係の皆さんには、件名の中に或る キーワード を含めてもらうように頼んでいるのだが、その効果は大きい。

英語メール の中の新顔は 「この株上がるよ・・」 と言うのだが、相変わらず多いのは、偽金融機関から送られて来る所謂 フィッシング目的 のメールSpammails である(30通/16日)。 それもこの夏以降は口座を開いていない!銀行からの (←クリック) が増えている。 それでも人は釣り上げられてしまうのだ!?。 釣れる確率は何億分の1、でもヤメラレナイ!。 そんな釣堀でも、一ヶ月で1億2千万円もの漁獲があった例があるのだという。 ともあれ、このような夥しい迷惑メールの来訪に おじんは「感謝」している。 そこに時代が見えるのだし、仕分けの時の軽い緊張感がボケ防止にいいからだ。

注) ; 関連記事 = 「メールアドレスを秘匿することは?(06.01.03)」「最近の迷惑メール(06.01.21)」「電子メールの日(06.01.23)」「ウェブメール(06.03.12)」「Web2.0 おじんの願い(06.07.19)」「携帯への迷惑メール(06.11.08)」「アドレスもIDの一つ・・(メアド変更に思う)(07.04.07)」

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2007年6月23日 (土)

52年ぶりの吾が娘に・・(8)

「長期滞在」

長姉の中国滞在は長期の予定である。 本人も周りも、それが 「死ぬまで」 だということを承知している。 ただ社会生活上はあくまで 「長期滞在」 なのであって、そのために渡航前から必要な手続きを勉強した。 滞在中に切れる日本国旅券の更新についてとか、中国での長期滞在ビザについてである。 現在中国は、15日以内の観光ならビザ不要なので、同行した私ども夫婦は旅券以外は何も要らなかったが、姉の場合は慎重な配慮をした。

Harumivisa_1 実は出発前に、中国の長期滞在ビザを(個人で)取得することは難しいことが判明していた。 姉は、中国人と婚姻関係にあったことを証明する文書を何も持ち帰っていなかったからだ。 そこで旅行社に頼んで(観光用の)30日ビザを取ってもらった。 30日あれば、現地での延長手続きをやることが出来ると思われたからである。 実際には入国後13日目に三年間の長期滞在が認められたようで、送られてきた姉の日記にはその喜びが溢れていた。

この姉の場合はやや特殊だが、最近は留学やビジネス以外でも海外に長期滞在する人々が多いようだ。 いわゆる 年金生活者ロングステイ である。 今までの苦労のご褒美にだとか、現状否定の気分が旺盛な方ならば多くが考え付く老後の生活スタイルだ。 そして案の定、これを取り巻く グレーなビジネス が増えていることも報じられている。

今回の渡航はそういう怪しいサービスなど利用しないで、中国帰国者支援・交流センター で色々教えてもらって後は自分でやった。 年金も郵便局から ある 外資系の銀行 に振り込んでやると、瀋陽の街中の ATMで現地通貨を 出すことが出来る。 姉は、頼もしそうな娘や孫たちにぐるりとガードされてそこに立つのだそうだ。 でも、あちらの家族たちはそのお金に一切期待をしてはいないのだと言う。

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2007年4月 7日 (土)

アドレスもIDの一つ・・(メアド変更に思う)

多くの知人の中には、ご自分の メールアドレス を度々変える人が居る。 そしてそのことをネットの安全の為の堂々たる手段だと思っている人が居る。 が、それには異論がある。 極めて狭い世界で、例えば グループ や家族や携帯友達だけの間で使っていたメールのやり取りに、全くの他人が侵入してきたと言うようなケースならいざ知らず、社会生活の便宜として、不特定多数の相手を想定して取得した メールアドレス は無闇に変更すべきではないと思っている。

と思うのは、私が、「老犬がんばれ台帳」 という データベース を運営していて、世界中のかなりの人々への連絡が途中で不可能になってしまっているからだ・・・、と言う被害者的意識のせいなのだ・・・、と日頃思っていた。 なるほど、我がサイトにはその種の人々が集まる傾向があるのかも知れない。 しかし最近は、どうやらそんな小さい範囲の問題ではないと思うようになってきた。 第一に、アドレス を変えてもその効果が長続きしないようなのである。 そういう人の中には、変えたことによって今までの信頼や便宜を失ってしまったことに気付かぬままの人も居るようだ。

ところで、最近の通販など ネットサービス のサイトでは、個人の メールアドレス を当該の サイトへのログイン の為の ID として登録させるのが多い。 これだと、他にユーザー として記憶しておかなければならないのは パスワード だけになるので助かる。 ID なんぞに縛られないで、もっと軽くメールをやりたいのなら、別に フリーメール のアドレス(これを当人の ID として認めないサービスが多い)を取ればいい。 思えば自分の メールアドレス はこの世で唯一無二な訳で、立派な ID なのだ。戸籍や住所よりももっともっと唯一無二なのだ。 だから、ネット社会の今後を思うに、メールアドレス を変えないで済むような IT社会 の実現と、そういう文化の到来が望まれる。

でも今は、そんな姿勢のままの私のところに、毎日数百通の要らないメールが押し寄せて来る。 もう慣れてしまって、以前それらの処理用に使っていた専用ソフトも止めて、一つ一つ目視で消している。 大した時間が要る訳でもないし、早朝の目と頭のトレーニングにいい。 そしてなによりも、これをすると、今の世の陰部の一端を見るようで、いい社会勉強になるのだ。

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2007年2月21日 (水)

過ぎてなお セキリュティー

おじんの2月は e-Tax で明けて e-Tax で暮れた。それは一納税者としての感慨のみではなく、最近の IT を改めて実感した日々だった。 国税庁の 「確定申告等作成コーナー」 の末尾に搭載された Java のスマートな出来栄えについては後日書きたいが、今回は、その際にも遭遇した我がパソコン内の セキュリティソフト の勤勉振りについての感慨を書きたい。

それは、コーナー で作成した複数の 帳票データ を 国税庁 の サーバー に送信する前に、これらを結合して一つの データ にするところで起きた。 何度やっても 「結合」 せずに、出るのは 「ページを表示できません・・・」 と言う例の(他でもよく遭遇する) ブラウザー の警告画面ばかりだった。 思えば最近は、他のサイトでもこれがよく出る。 例えば他の人の ブログ に コメント を書き込もうとした時や、自分が管理している サイト に大きな ファイル を送り込もうとした時・・、そして先日は Windows Update に先立つ 「遠隔診断」 の際にも起きて慌てた。

そしてこれが、何時もではないから始末が悪い。 常に発生すれ (再現性があれ) ば当該アプリケーション(ソフト) の企業に相談することも出来るのだが、どうやらそのように 「安定した」 問題ではないようだ。 そして、細かい ロジック は分からないが、ある手段を使えばこれらの トラブル は必ず解決した。 それは、セキュリティーソフト を一旦 「無効にする」 ことである。 これから分かるのは、これら発信や 送信や アップロード を阻止しているのは我が PC の セキュリティーソフト らしいということである。

あちこちの サイト で勉強してみると、それはどうも 当該ソフト に搭載された ファイアーウォール という機能のなせる業のようだ。 この 「防火壁」 とやらは、外部からの 「火」 の侵入を防ぐのみならず、内側の 「非」 の漏出をも防いでくれるものらしい。 だからおじんは、これに向かって、 「過ぎたるは・・・!」 などと言うつもりはない。 凄く強力で 融通など効かない 「門番」 が居てくれるようでタノモしいからだ。 ただし、一旦眠ってもらった門番を、事後直ぐに起こし(有効にし)ておくのを忘れそうで、ちょっと怖い・・・。

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2006年12月13日 (水)

ネット社会の安全

「ネット社会の安全 どう守りますか」、12月9日のNHKの討論番組を見た。 一筋縄では括れないテーマであるだけに、予め準備されたアンケート回答用の選択肢もピントが合わないものが多くて、ゲストのセンセイ方から不満が出ていた。 「やらせ」 は勿論いけないが勉強不足や準備不足も頂けないよ NHK様 ・・。

ところで、私達一般市民はネットでの安全を守るためにどうあるべきなのか?。 このことを番組では、情報発信側の 企業 や 個人 の、そしてそれらに規制を行う側の 親 や 警察 や 国 のあり方にのみ論議が集中して、結局、ネットの「自由」と「規制」についての討論会みたいになってしまった。 だから残念ながら、市民が自らの安全を守るための方策については、いいヒントを提示出来たとは言えない。

3時間近いこの番組で、終始私が注意していたのは、一般市民のあるべき ネットリテラシー についてどんな考えが開陳されるのか・・であったのだが・・・。 これについての日頃の私の思いは、個々人が必要最小限の知識を持って、自信を持ってネット社会を泳ごうと言うものである。 今や社会のあらゆるサービスがネット化されている時に、これに疎い高齢者や子供達がそのウミに溺れてしまうのは自明のことである。

だから、ネットをあまり知っていないと思われる人々が、そのネット企業の繁栄を期待して、見事に騙されて投資をしてしまうのだし、 ATMをあまり知らない人が、欲望の赴くままに、そして耳元の携帯がしゃべるままに、そのボタンを押してしまうのだ。 大事なのは、事件が起きてから騒ぐことではなく、国民の誰もがそういう深みに溺れないように、あるべき最小限のネットリテラシーを持つことだと思う。 犯罪者は、おのれより賢くない市民を餌食にする。 早くしないと、このようなデジタルディバイドを衝いた犯罪はこれからもどしどし登場して来るであろう。

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2006年11月 8日 (水)

携帯への迷惑メール

Pckeitai 二つ前の記事で、「最近我が携帯にも頻繁に入って来るあのヘンなメールはなんとかならないものかなー」 と書いた。 私の携帯暦は8年になるが今はそんなに使ってはいない。 当初は、出先での業務連絡に重宝したし、宿などでノートパソコンにインターネット接続をするために データ通信用アダプタ を介して携帯を使った(写真上)のだが、引退してからはそれも必要無い。 それに現今は、至る所で 無線LAN が使えるので、長旅でも携帯の出番が無い。 だからだろうか、街で ケータイ に縛られっぱなしの若者を見ると、なんとお忙しいことよ・・まっこと カワイソウ にと思う。

かく使わない我が携帯に迷惑メールが押し寄せて来るようになったのは最近のことである。 何らかの理由でアドレスが漏れてそれが 「業界」 に行き渡ってしまったのであろう。初めは、それらに対して 「アドレス指定受信拒否」 の設定をしていたのだが、数が多くて直ぐにパンクしてしまった。 日ごろメールをやり取りする相手は限られているのだから、「拒否」 ではなくてその逆の、「アドレス指定受信」 を設定すべきだった。 と、後で気が付いた。 が、その前に、こちらの 「アドレス変更」 をした。 実は、一般の e-mail アドレスを変更することが (解約と再契約とが必要になるので) そう簡単ではないように、携帯メールのアドレス変更も同じく難しいと思い込んでいたのだ。 が、それは間違いだった。(例外もあるようだ。注1)

遅ればせながら色々と調べてみたら(注2)、「携帯メールは受信でもパケット通信料として課金される。たとえ迷惑メールでも・・」 らしい。 そうと分かったら途端に腹が立ってきた。 でも、そのことは5年ほど前に既に問題になっていて、官民をあげて色々な検討や対策がなされていたらしく、私はそれを知らなかっただけのようだった。 事実、あの押し寄せて来ていた迷惑メールも、「無料パケット」 の範囲内に収まっていたようで実際の課金は無かったようだ。 そこまで知って腹立ちは収まったが、日頃 IT を語るおじんとしては、今までの低認識ぶりの自分を 自分で恥じたわけだ。 変更後はあれほど煩さかった迷惑メールがピタリと止んで、かえって寂しいくらいだ。

注1) ; au は一度決めたメールアドレスを途中で変更出来ないようだ。 最初から気を付けてアドレスを決めることが肝心だ。

注2) ; 我が家では色々なサービスの毎月の請求書が郵送されて来るのを全て断って、必要に応じてインターネットで見る方式にしている。 これを徹底するとかなりの家計節減になるのだ。 がその後、それらの明細をあまり調べに行かないので、付帯して表示されるナウい情報を取り逃がす結果になっているようだ。

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2006年7月19日 (水)

Web2.0 おじんの願い

前のエントリー(記事)で 「高齢な身ではもう Web2.0 にはついて行けない(だろう)」 などと書いたが、それは、Web1.0 の段階での課題が色々と残ったままでは 2.0 など要らないというココロが言わせたものだ。 その第1は「快適性」への課題である、と言いたい。 もっと絞って言えば「より良きセキュアー」への課題である。

メールを含めて現今のネット上では、不正な発信や罠が非常に多い。 これらによる被害を防ぐ手段は色々あろうが、それらは概ねユーザー側の 「受動的な」 負担でなされている。 いわゆるセキュリティーソフトへの投資とか、基幹ソフトのアップデートの励行とか、(私はやっていないが)個人情報の秘匿などのことである。 この現状を抜本的に打開して、ネット上の不正に対してはユーザーが、正規の Webサイトオーナー や メールサーバー と協調して、速やかに 「能動的な」 反撃や懲戒が出来るような全世界的なシステムを構築してほしいのだ。

私は自分のホームページで 「老犬がんばれ台帳」 というミニデータベースを構築して、世界の高齢な犬の現状を垣間見るための場として公開しているのだが、愛犬家の中には 「我が犬のことは皆に知らしめたいのだが、我が姓名やメールアドレスは秘匿したい」 という人がいる。 最近のネットセキュリティーのガイダンスに忠実に従っておられるのであろうが、これが私には不本意なのだ。 自分のアイデンティティーを秘匿して得られるネット上の「安全」なんて・・と思うからだ。 一方では、メールアドレスを (時にはそのURLも) 度々変えられるので連絡不能になってしまう飼い主さんが多くて困惑している。 これじゃぁまるで Web0.5 の段階だと言いたいのだ。

Web2.0 の実現には「ユーザーを信頼する」という要素が不可欠だという。 即ちそれは 「(世には必ず居るところの)信頼出来ないユーザー」 をスマートに排除してこそ得られる世界だ。 Web2.0 のビジネス展望を云々する前に、ネット上での「悪貨の排除」のシステムについて地球レベルで考える時だと思うのだが・・。

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2006年4月20日 (木)

ミリタリーマップ

今から206年前の昨日、当時 55才の伊能忠敬 (1745-1818) が蝦夷地の測量に出発した。 50歳の時に醸造や水運それに下総国佐原の役職等々から隠居し、江戸に出て測量と天文観測を学んだ後にである。 その意思たるや、そしてその成果(#1)たるや、測量士の端くれである私には尚のこと、彼がとてつもなく偉大なお方に思えるのだ。

それは11代将軍家斉の時代で、黒船の浦賀来航は未だ後 (1853) のことだが、既に 1792年には帝政ロシアのラクスマンが根室に入港し通商を求めていたから、幕府にとって蝦夷地の把握は緊要なことだったに違いない。 のみならず、伊能図の有用性は彼の死後も益々高くなり、幕末には英国艦隊がその小図を持ち帰り、日本陸軍は長くこれを基本の図としたという。 これらは関東大震災で全て焼失したと思われていた。

が、近年になって米国議会図書館や海上保安庁海洋情報部から 写本が発見された という。 そもそも地図とは国土を把握した図のこと。 だから今でも多くの国でこれの通称を 「ミリタリーマップ」 と言うのだ。 農業開発や水資源開発のための技術援助の仕事で海外に行くと、私達が先ずやったのは当該地域の地形図 (殆どの国で5万分の1の国土図のこと) を入手することであった。 行き先は決まって国防関係の役所だった。

しかし現在は、例えば日本では、国土の地図を司るのは軍人ではなく文人 (国土地理院) である。  更に今や地形の情報は、国毎の体制や都合を超えて、地球規模で、しかも無料で提供されている。 思うに、ITの時代とは物凄い時代なのだと思う。

Japan 注; (#1) をクリックすると現れるのは実際の日本の地形と伊能図のそれとを対比したもの。 その範囲を現在の GoogleEarth で見たものが右の写真である。(クリック→)

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2006年3月23日 (木)

IC身分証

中国では国民の身分証の IC化が進み、その徹底の為にあまり使われていない漢字を住所や名前に使用することを規制して行くほどだと言う (#1)。 そもそも個人の身分を証明するものとしてはその場面により色々あるが、日本も、これをこそ IT化・IC化 のトップアイテムとして市民生活の快適性と安全性の確保の為の道具にして行って欲しいと思う。

残念ながらこれが、国民的な合意をもって進んでいない。 たぶん 「住民基本台帳法(1967)」 というお役所的な呼称の法律が元にあるからだろう。 海外に出掛ける国民が何の抵抗もなくパスポートを取得するように、(国内での)市民生活に必要で十分な公的な ID媒体を定義し考案しておけば国民は歓迎した筈だ。 「台帳」はそのベース又は結果として整備出来るものだし、それが一法律の呼称として前に出たから、慎重又はネガティブな精神を持った人達に叩かれたのだと思う。

という私も、丁度2年前に区役所で住民基本台帳カードのことを知り、単なる 「新物好き = \500」 という気持ちだけで取得したものだ。 私どもの日常では、こういう物が実際に役立つような場面が目に浮かばなかったし、どこかの役所での反対宣言や、あちこちでの訴訟行動の方が気になっていた。 しかし先月、所得税の確定申告で e-Tax を使って初めて住基カードの意義を一つ実感した。 IT時代の公的な ID媒体を実際に使ったからである。

調べて見ると、このカードの使い方としては色々な可能性があるらしく、既に各地の自治体で多様な住民サービスに使われていると言う。宮崎県や北海道などいわゆる地方での事例が多い。 都会では、受け入れ拒否や訴訟などで腰が引けてしまっている例が多いが、残念なことだ。

公的な ID媒体の IC化、これは時代の必然の流れだろう。 いつまでもネガティブな文句を付けている時では無いと思う。 今机上に、手持ちのカードをいっぱい並べて見る。 公的・私的を問わず、これらがやがてたったの一枚になって、便利でしかも安全な使い方が出来る時代が来ることを願う。 そしてプライバシーや安全の確保は、行政にのみ注文を付けるものではなく、国民一人々々が個々の日常生活の中で守り育てるものだと心得たい。

ところで、5月の連休明けには嫁達と4人で海外旅行に出掛ける。 嫁達はどちらもうっかり屋でそれがなんとも可愛い。 一方はパスポートの期限切れ間近、一方は姓が変更してなかった。 あわてて更新をしたようだが、最近はそのパスポートにも国際規格の ICチップが付くのだという。

( #1:17日付中国各紙、thru 中日新聞 )

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2006年3月10日 (金)

両替の極意

42回目の結婚記念日の3月上旬に、初めての台湾旅行をして来た。 海外に出掛けると、先ずは両替のことが気になる。 それは39年前にローマ空港内の公設両替所で、見事な手さばきでレートをごまかされて以来のトラウマによるのかも知れない。 他にも、技術援助で途上国に滞在した時には、現地通貨の入手の場面で様々な思い出が残っている。

今回は、話題の中部国際空港(旅客1500万人未満規模で"AETRA2005"第1位)を利用するのも初めてであった。 が、やはり銀行支店の両替所(A)の大変な混み具合が気になった。 その人ごみの中を支店の幹部らしき人が 「ここ以外にも両替所があります。レートは分かりませんが(そちらの方が)いいようです・・。」 と小声で言って回っていた。 あまりの混雑でそうしていたのであろうが、いつもやってることの様にも見えた。

多分これは「空港内郵便局(B)でも両替が出来る」ことを言っていることだろうと思ったのだが、出国手続きを済ませて搭乗ゲートに向かう所に外資系の両替所(C)があるのを見付けてなるほどと驚いた。 そこはあまり混んではいなかったし、搭乗までの時間や気分に余裕のある客にはとてもいい立地だと思った。 台北空港でも入国手続きの前(D)と、後(E)とに銀行の両替所があった。

さて、外貨両替についての私の極意は 「外地でも日頃のATMカード(F)を使う」 ということである。 旅行案内書でも最近はこれを「国際キャッシュカード」と呼んで紹介しているが、私が利用している銀行の場合はこれが日常生活でのカードにもなっていて、郵便局でも使えるしそこでの手数料も後で戻してくれる。 外地でも都会なら、これが使えるATMボックスが簡単に見つかる。 台北ではいわゆる街角のATMコーナーに幾つかの銀行のボックスが並んでいるが、少なくともその中の一つにはそのマークが付いていた。

お金持ちならホテルのフロント(G)や、土産物店(H)で替えたりするのであろうが、ビンボーな私はそれを好まない。 色々と調べてスリルと旅情を味わうのが好きだからだ。 もちろんATMを使う時には、妻を反対向きに立たせておいたから近寄る人はいなかった。

念のために今回の台湾ドルの購入レートを良い順に並べると、当日の銀行発表値 (\3.65/NT$) に対して、 (D)=\3.70、 (E)=\3.71、 (H)=\3.72、 (F)=\3.77、 (C)=\4.03、 (G)=\4.07、(A)=\4.11、 の順であった。 なお(B)は台湾ドルを扱わない。(F)の値は帰宅後にネット経由で元口座の出金記録を見てそれから逆算したものである。 現地の安全面からは十分に留意しなければいけないが (私の場合は強そうなガードがいるので助かる(^ム^) )、(F)のキャッシュカードの便利さは今や海外旅行でもお勧めだと思う。レートも悪くはない。

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2006年2月12日 (日)

掲示板スパム

最近は、我がホームページの掲示板にも時々怪しい書き込みがある。 何だかエッチな文言が並んでいるのでついそこに載っているURLをクリックしたくなる。 が、したら最後、行き先はきっと蟻地獄の底だ。 加えて、書き込み人のメールアドレスにも罠が仕組まれているそうだ。 まるで何処かの夜の通りを歩いている気分だが、誘われても決して負けちゃぁならない。 ただひたすらに消すだけだ。

最近の夥しい迷惑メールについては前に書いたが、これもただひたすらに消すだけで、以前使っていた対策ソフトの使用は、かえって煩わしくて止めた。 他方、掲示板スパムの方はその対策が簡単に出来るようだ。 ただし、我が掲示板のように、それがプロバイダー提供のものだと、そこでやってもらわねばならない。 どなたか先に頼んでくれないかなーと念じつつ、今日も一つ消した。

それにしても、最近のスパムの文言の貧相なことよ・・と思う。 見る方の目が肥えてきたのかも知れないが、これではスリリングを楽しむ材料にもならないし、頭の体操にもならない。 ・・なんて、 油断してると!・・

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2006年2月 3日 (金)

パスワード

2月10日から「預金者保護法」が施行される。 当面は、いわゆる銀行(証券や保険を含まない)のキャッシュカードのトラブルだけ、通帳盗難は除く、ネットバンキングのトラブルは除く等々、およそその法律名とは整合しないような、このIT時代の実情にははるかに及ばない内容だ。 2年後の見直しを期待しよう。

ともあれ、先ず大事なのは利用者本人の自己防衛だ。 この法律でもその点だけは細やかに定められているようだ。 その自己防衛のアイテムとして全ての場面に第1に登場するのがID(ユーザー識別コード)とPW(パスワード)だ。 実はIDというものも(使う場によって)中々奥深いものだが、今日はパスワードについての日頃の感慨を書きたい。

「パスワードは出来るだけ複雑なものにして、度々変えること」が肝要だという。 しかも「それをメモにして残すな」とも。 私の利用している地方銀行では、ログイン(ネットバンキングを利用する時の入り口)で、「貴方は○日間ID・PWを変えていません。 今すぐ・・」などとのたまう。 つい「要らぬお世話だ!」と思う。 が、それがイケナイのだ。

だから、事故が起こらぬ内に・・と、「複雑で度々変えてもメモ不要な」ものは?と考え込むのだ。 そんなにいいものなんかありゃしないとイライラしながら調べていたら、独立行政法人情報処理推進機構のサイトでパスフレーズの考え方を勧めていた。 なるほど・・だ。 早速やってみよう。 でも以下の詳細はここには書けない・・

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2006年1月23日 (月)

電子メールの日

毎月23日は文(ふみ)の日、「たまには離れている人に便りを・・」という趣旨だろう。中でも1月23日は電子メールの日だそうな。これはしかし、今や「たまには・・」などという雰囲気ではない。やらない人はまったくやらないし、やる人は激しくやる。そしてメールには「ふみ」が持つような情緒なんか望むべくもない。

「ふみ」はそれ自体がエチケットであったのに、メールにはそのようなホンワカ味も重みも無い。だから「ネチケット」などという教育的指導が生まれたのだろうが、今やそれも無意味に聞こえるほどにウィルスメールや迷惑メールが横行する。

ところで、自分が初めてメールをやったのは何時だったのか? 仙チョン時代の1988年3月にコミネット仙台というパソコン通信サービスに加入したのだが、そこでメールをやり取りした記憶が無い。そもそもメールする相手がいなかった筈だし、当時は先ず電子掲示板とオンライン情報サービスの利用から始まったと記憶している。名古屋へ帰った1990年11月に中日ネットに加入してその事務局とやり取りしたメールのログが今でも残っている。

以上の二つはいわゆる草の根BBSと言われたサービスだ。やがて社用でのNiftyServeの利用が始まり、初めはもっぱら科学技術情報の検索だけに利用したものだ。1995年3月には個人としても加入したが、全国的にメールが盛んになったのはその頃だと思う。

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2006年1月21日 (土)

最近の迷惑メール

「この度メアドを変えました。最近迷惑メールが増えましたので。」という連絡をよく頂く。これが我が「老犬がんばれ台帳」の登録犬の飼い主さんから来ると一仕事だ。台帳のデータを入れ替えサーバーに送信して、サイトを更新せねばならないからだ。「台帳」には、世界中の高齢犬の飼い主さんたちがお互いに情報交換出来るように敢えてそれらのアドレスを記載している。

アドレス公開の是非についての考えはこのブログの 2006.01.03 に書いた。私の結論は「非公開でも、何度変えても、効き目は無い。インターネットはもっと強い気持ちで使おう」というものである。これは個人のHPのURLの変更についても同じでだ。そんなに「引越し」を繰り返すと、尋ねる客が無くなるよと言いたいのだ。

さて、ここ1週間(01/13〜01/19)に私の所へ来た迷惑メールを並べてその傾向を眺めてみよう。私のアドレスはいくつかのサイトで公開してあり、メールアカウント(名義)は複数あって、転送サービスにより一箇所に配信されるようにしてある。

迷惑メールの定義を「受信側で心当たりの無いメール」とすると、その総数は852通/週で、1時間に5通のペースで24時間満遍なく入って来ている。中には先方の善意で送られたものがあるかも知れないが、それを詮索すると我がパソコンが重病になる危険があるのでやらないことにしている。

それらの中でタイトルに日本語が含まれるのが298通、全て横文字が544通、空白が10通で、最近は発信者名・題名ともに空白なのが減ってきている。逆に増えたのが、発信者名が inf@.... とか、本○・奥▽・阿△などの苗字のみのものだ。銀行やネット送金サービスを騙って「IDやパスワード」を盗ろうとするのも相変わらず多い。何とかして開封させようとどれも魅惑的なタイトルが並んでいるが、いい社会勉強になる。

添付ファイルがあるのが67通でこれは殆どが横文字タイトルのメールである。その中で困るのが Mail Delivery System とか Mail Delivery failed などとなってるものである(21通)。時にはその中に我が「台帳」の登録犬への誕生祝メールが消息不明で戻って来た場合もあって、その判別に困り、更にその扱いに困るのである。

長年慈しんだ犬を亡くした時、飼い主さんの中にはその悲しみのあまり、メールもHPも止めてしまわれることがある。私にもそのお気持ちがよく分かるから・・。

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2006年1月12日 (木)

e-Tax

毎年2月の所得税の確定申告は私の楽しみの一つである。 別に納税する事が嬉しい訳ではない。 その額は我が家には巨大だが、お国から見たら些細なものだろうし・・。 嬉しいのは申告書のフォーマットに数字を埋めて行くことで、老けゆく我が頭の体操が出来るし、年々の数字の変化で我が人生を実感出来るような気がするからだ。

その申告書作成方法もこのIT時代に沿って進んでいる。 昨年は、国税庁のHP上で作成して自宅のプリンターで印刷して所轄の税務署へ送付する方式に挑戦してみた。 そして今年は、作成も申告も納付もオンラインでやってみることにした。 これが e-Tax である。 このシステムは昨年から稼動していたようだが、個人認証の手続きが煩わしい感じがしたのでその時はやめた。

「他人になりすまして納税」してくれるのなら大歓迎なのだから、なんでこんなに厳しい個人認証が必要なのか?。 その為に、電子証明書を取得し、おまけにカードリーダーを準備しなければならないなんて・・、こんなシステムって税理士事務所あたりが喜ぶだけじゃないか?、などと思ったのだ。

ただ、この電子証明の機能をも持つという住民基本台帳カードを以前に取得(\500)してあったし、最近はカードリーダーも安くなって来た(\2,500+-)ので、昨年末に国税庁に申し込んで必要なソフトを送ってもらった。

うまく行くかと楽しみではあるが、新たな疑問が二つ沸いた。 一つは、このシステム、年末年始はもちろん所謂時間外には、オンラインの実稼動はもとより、送信練習も出来ないこと(申告書作成は24時間いつでもやれる)。 もう一つは、申告時に必要な添付諸書類を別途郵送しなければならないと言うことである。

ありえなーい!ことだが、国税庁が民営化されたら、こんなでは「他社!?」に負けちゃう・・。

2006年の関連記事はこちら→ 続e-Tax(06.02.16)続々e-Tax(06.04.21)

2007年の関連記事はこちら→ 今年のe-Tax(1)(07.02.04)同(2)(07.02.16)同(3)(07.02.17)同(4)(07.02.18)

2008年の関連記事はこちら→ 今年の e-Tax (2008.01.20)

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2006年1月11日 (水)

衛星写真

maekuang この写真はタイ国チェンマイ市東方にあるメクアンダムの衛星画像である。今から25年前、国際協力の技術援助業務で実施設計を担当したダムである。もとより当時はこのダム湖の姿は図面上でしか想像することが出来なかったものだ。

それが、昨年の秋にグーグル社が GoogleEarth というサービスを始めたので、早速無料版をダウンロードして使ってみて、簡単にしかもかなり鮮明に見る事が出来て感動してしまった。

これは、ネット版地球儀と言ったところだが、そのスケールの凄さには言葉も無いくらいだ。鮮明すぎて色々な国の政府から治安上の懸念が出ているとかで、我が家などは庭木の一本一本まで見えてしまう。盗られそうなものは何も無いのでいいが。

この写真の右下に国道が走っている。チェンマイからチェンライ経由であのゴールデントライアングルに行ける道だ。実は6年前にもここを走った。大学同級の還暦記念旅行でである。

バスの車窓から長大な堰堤を遠望しながら、昔の我が仕事を旧友達に説明したのだが、ふと気付くと隣席の妻が涙を拭いていた。涙と言えば、あの頃は「家庭を顧みずに海外に出掛けるなんて!」とよく泣かれたものだ。

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2006年1月 3日 (火)

メールアドレスを秘匿することは?

私は、今は亡き愛犬を主人公にしたHP(ホームページ)を公開している。それに付帯して「老犬がんばれ台帳」というミニデータベースを運営している。その趣旨は、10歳を超えた犬を登録してもらって更なる長寿を祈ろうというもので、今日現在で23ヶ国から105種、1,109頭が来てくれている。

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当然のことながら、私のメールアドレスはHPの随所に記載してある。そのせいで、今や日に百通以上の迷惑メールが来る。ちなみに今日(01/03)はあと30分を残して121通であった。その中のかなりのものがセキュリティソフトに検知されるので、ウィルスを持っていることが分かる。それらの中から拾い出した有意なメールは今日はたったの1通であった。

迷惑メールやウィルスメールを防ぐには、「自分のメールアドレスをむやみに他人に知らせるな」とよく言われる。が、私の場合はこの指導を守る訳には行かない。だから、折角送って下さった愛犬の情に満ちたメールを見落とさないように、毎日溢れるような迷惑メールを識別して排除している。識別専門のソフトもあるが未だ使い辛いし、自分の勘の方がはるかに正確で早い。

さて、上記の「忠告」についてである。これをしっかりと守っておられる飼い主さんが居ることについてである。我が愛犬のことは「台帳」に載せたいのだが、ご自分のアドレスは非公開にしたいという。この場合私は丁寧に説得のメールを返すことにしている。「私はアドレス公開してがんばってます。貴方のが非公開だとワン君のお誕生日のお祝いメールが出せません」と。ほとんどの飼い主さんはこれで了解してくれる。

他にも、例えば「掲示板」などに、ご自分の姓名やアドレス無しで、真面目な動物愛護論を書き込む方が多い。これでは、どれだけ真剣な内容であっても何か空しい感じがしてしまう。「ネチケット」以前の何か根本的な理念が落っこちているような感じがしてならない。

ビジネスの世界で行われている「名刺交換」というポライトで緊張感のある雰囲気が好きだが、その中にも悪人は居るし行方不明者も出る。インターネットではそういうポライトな緊張感は望めないが、その中の皆が潜在的悪人であると思う必要は無いし、自ら所在不明の怪しき態度をとることもないと思う。

とにかく、今や、自分のメールアドレスを秘匿しても、色々なネットのトラブルが防げるとは言えない段階なのだ。

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