経済・政治・国際

2008年6月 7日 (土)

生物多様性 !?

自業自得という言葉がある。 人間らが起こすトラブルはその人間らに降りかかってくるということだ。 ところが、もっと深刻で救い難いトラブルが世界を覆いつつある。 地球温暖化を始めとした、人類の生き様が引き起こしているトラブルのことである。 トラブルを起こすのは人類だがその害を受けるのはもはや人類のみでは無い。

この問題は色々な切り口から研究され、論議され、報道され、対処されつつある。 最近はそれがとても騒がしい。 それらがなんだかヒステリックに見えて、例えば、そのために生まれた狂おしいビジネスモデルなどをみると、騒ぐ者達の個々の生き様こそ疑わしくなる。 そう言う当のおじんもモヤモヤと疑わしいのだが。

ガラパゴス諸島 で何万頭もの罪なき山羊たちを撃ち殺す画像 (2008.06.02NHKスペシャル、ほか) に (世界遺産 って何だ!と) 憤る。 刈り取られる川原の 大金鶏菊群 を見ながら、そして、はるばる海を超えて連れて来られ(てしまっ)た 蜘蛛たち を毛嫌う報道に、(生物多様性 って何だ!) と哀れむ。

その一方で、エネルギー消費を抑えようと謳いながら低燃費の自動車がそれ行けどんどんと売り出されれば、おじんもそれに乗る・・・ばかりで、自転車は車庫に眠らせたままだ。 電力消費が少ないからと新しいエアコンを探しても、も早 ウチワ など使う気持ちもない。 処理機を使って生ゴミなど一切出さないと自慢しながら、日々飽食に溺れ、溺愛の犬 には輸入品のフードを与える。

おじんはもう歳だ。 だから自業自得なんぞ怖くない。 でも、今までこの素晴らしい地球に居させてもらって、それをこのまま若い人々に残していくのに、お前自身 (の日常) はそれいいのかと悩んでしまうのだ。

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2008年2月28日 (木)

続々 今年の e-Tax (2008)

このシリーズの前々回の記事で、e-Tax の申告(送信)時に必要な公的個人認証サービスの電子証明書は、その有効期限が 3年 だから、それを毎年たった一度しか使わないのなら、両3年の間に1年の休眠期間を挟んでもいいと書いた。その更新のために区役所に行き \500 を払うのが、3年 に一回ではなく 4年 に一回で済むのだ。 と、このケチな発見を得意げに思っていたおじんは、今日 今年の送信をして見事に躓いた。

Etaxmsg0802r それは、一旦有効期限が切れてしまった電子証明書は、たとえ同じ住基台帳カードの上であろうと 「更新」 では無くて 「新規発行」 をしなければならないと言うことと、そのことを国税庁にも 「初期登録」 しておかねばならないことに気付かずに申告書を 「送信」 したからである。 その送信自体はエラー無く終わった (新しい電子証明書もちゃんと認識された) のに、送られてきた審査結果のメッセージには 電子証明書が未登録だとの 「エラー情報」 が書き込まれていて 「データに不備があるからそれを直して再度送信せよ」 とあった(右上の画像をクリックすると拡大する)。

早速、手元の説明書や国税庁のサイトを調べなおして、所定の 「初期登録」 をしてから再度の 「送信」 をして、今度は 「エラー情報」 の無いメッセージを受け取った。 しかし、今夜の酒はとてもニガい。 e-Tax を過去3回もやってもう慣れてるぞという おじん のプライドなど吹っ飛んじゃったからだ。 まさか、4年目に再び 「初期登録」 などと言う手順を踏まねばならないなんて、思いも寄らなかったからだ。 何故 「更新」 という通路が無いのか。 それは セキュリティ のためと言うのだろうが、「他人に成りすまして納税してくれる人」 などこの世に居るのかいな?・・と言い返したい。

2006年の関連記事はこちら→ e-Tax(06.01.12)続e-Tax(06.02.16)続々e-Tax(06.04.21)

2007年の関連記事はこちら→ 今年のe-Tax(1)(07.02.04)同(2)(07.02.16)同(3)(07.02.17)過ぎてなおセキュリティー (07.02.21)Javaテクノロジー (07.02.27)今年のe-Tax(4)(07.02.18)

2008年の関連記事はこちら→ 今年のe-Tax(2008)(08.01.20)続 同(08.01.30)

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2008年1月30日 (水)

続 今年の e-Tax (2008)

Etax0407 前の記事で(還付でない場合の)e-Tax の送信受付開始日時が明示されていないことを書いた。 そのこととは直接関連がないが、方々のサイトを調べていて気が付いたことがある。 e-Tax の定義が人によって様々だと言うことだ。 「 e-Taxは、自宅やオフィス、税理士事務所からインターネットを利用して申告、申請・届出等が出来る便利なシステム」 だと国税庁は言う。 が、そのシステムの流れは(関係するソフトも含めて)単一ではないのだ。 今ネット上で、「 e-Tax でやります(やりました・やりません)」 などと言う記事が氾濫しているが、それがどの 「流れ」 のことなのか、書いている人も読む人も特に識別していないので、このままでは誤解が広がってしまう。

一般納税者としての私の認識をまとめると、現在、所得税の確定申告の方法には次のように色々とあるようで、それらの中で e-Tax が機能しているのだが、それは一連のシステムであったり 単なるソフトであったりして、位置付けはそれぞれ違っている。

  ① 従前通りの手書きで郵送又は持参
  ② 会計ソフトで作成、郵送・持参又は e-Tax で送信(☆、注1)
  ③  作成も送信も e-Taxソフトで(☆)
  ④  作成も送信も国税庁HPで(☆)
  ⑤ 作成は国税庁HPで、これを印刷して郵送又は持参
  ⑥ 作成は e-Taxソフトで、これを印刷して郵送又は持参
  ⑦ 作成は e-Taxソフトで、これを国税庁HP上で送信(☆)
  ⑧ 作成は国税庁HPで送信は e-Taxソフトで(☆)
       もっと他にもあるかもしれないが・・

上記の ① 以外はみな e-Tax が絡んでいるのだが、今後は ④ が一般の納税者向けのお薦めコースになるのであろう。 右上の図 (クリックすると拡大する) からもそれがうかがえる。 しかし、そもそも e-Tax が始まった平成16年(平成15年分所得税)の申告では上記の ④・⑤・⑦・⑧ などは無かった方法(平成17年申告から可能)である。 私の場合、e-Tax 初年は旧来の ① で、翌年は ⑤ で、一昨年は ③ で、そして昨年は ③ で初めたが結局は ④ でやった。今年は初めから ④ でやることにしている。 理由は、昨年のブログにも書いたのだが、④ が一番使い易いやすいからだ。 ③ は多分税理士事務所等向けなのだろう、沢山の帳票が使え、「切り取り」や「組み込み」などの機能もあるがかなり専門的で使い難く、年に一度の個人の用途には向かない。

実は、④ の方法で行くならば所謂 e-Taxソフトは要らないのだ(要るソフト&ハードは別にある)。が、国税庁のHPにはこのことを明示している箇所が見付からない。 要ると書いていないのだからそれでいいのだろうが、初めに ③ の方法を知った人は、つい ④ でもこのソフトが必要だと思い込む危険(=無駄:注3)があるのだ。 おじんのように頭の良くない、しかし善良な一般納税者を誘導するにはこの種の親切な 「明示的なガイド(注2)」 が必要なのだ。 前記の(還付でない場合の)e-Tax の送信受付開始日時が明示されていないことと同様に、改良してほしい点なのだが・・。

注1 ; (☆)が付いた方法だと、ここ2年で一回だけ「電子証明書等特別控除」が適用される (ただし公的な証明書の場合だけ)。⑤や⑥や還付申告ではそれが適用外だということに気付いていないお方(ブログ)が見受けられる。

注2 ; ④ を薦めながら、それには不要なソフトのダウンロードコーナーをほぼ同じレベルに置いているのは無駄を通り越して危険だと思う。 「明示」 されていなくても、よーく読めば (頭の良い人には) 分かるんだと国税庁は言うのだろうが・・・。 公的なHPの命はユーザビリティーである。 法令書とは違うのだ。

注3 ; 電子的に提出した申告書を別途紙に一括印刷しておくには e-Taxソフト の方が手早くて便利な感じがするが・・。

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2008年1月20日 (日)

今年の e-Tax (2008)

今年もその季節がやって来た。 比較的には小さいが ワタクシ的には巨大な納税額のおじんは、所得税の確定申告の経験は17年で、内 e-Tax の経験は2年である。 その3回目の今年、私には一つ課題が増えた。 公的個人認証サービスの電子証明書の有効期限が一年前に切れているので先ずこれを取らねばならないからである。 切れたら直ぐに再申請を・・、実はしなかったのだが、理由は前にこのブログに書いた。 有効期間3年の証書を毎年たった一度しか使わないのなら、両3年の間に1年の休眠期間を挟んでもいいのだ。

ところで、確定申告は毎年2月中旬から3月中旬までだが、件の証書の再取得はこのタイムスパンの中でなるべく後ろの日がいい。 そうしないと、3年後には (証書の期限が来るので) 申告の日取りに余裕が無くなるからだ。 実は4年前に私が初めての住民基本台帳カードと共にその(チップの)中に公的個人認証の電子証明を入れてもらった時は、このタイミングに気付かずに、確定申告の受付初期にそれをしたのだ。 だからそれから3年後の昨年2月16日は大慌てであった。 その日に e-Tax の送信が上手く行かないと、個人認証の有効期限が来てしまうからだった。 幸い大過無くやれたのだが。

Etax2008 さて今年のタイミングはどうなっているのだろうか?。 そこで知りたいのは 「 e-Tax による(非還付の場合の)申告の受付開始日時 」 である。 実は昨年も分かり難かったことだ。 今、「確定申告」 をキーワードにして Google で検索するとトップに出てくるのは 「申告・納税は e-Tax 」 という国税庁の特設ページでへのリンクである。 そこへ飛ぶと、今年のイメージキャラクターは昨年の大河ドラマの信玄の正室役の 池脇千鶴 さんだと分かる (右上の画像)。 それはさておき私が求める情報はうまく見つからない。 いや見つからないのではなくて、それらしい情報があちこちに散乱していて、おまけにそれぞれがお役所的文言なので求める側に対して必要十分ではないのだ。

ちなみに、ここ①(本文10行目) と、ここ② と、ここ③ と、ここ④(本文終段) と、ここ⑤(質問1) と、ここ⑥ とは何れも国税庁のサイト内のページで、申告関連の受付日時に付いての記載がある。 これらを見れば見るほど、私の疑問であるところの 「 e-Tax による(非還付の場合の)申告の受付開始日時 」 は、はっきりしなくなってしまうのだ。 「 世界一便利で効率的な電子行政 」(本文11行目) の実現を目指すのだから、こんなに入れ込み過ぎのセクショナリズムでサンバラになっちゃったページ群を作らずに、善良なる市民が持つであろう疑問に的確に応える情報を整理整頓しておいてほしいものだ。

注 ; ちなみに上記の問いに対する昨年の正解は 「2007年2月16日00時00分」 であった。 IT の時代なのだから夜中の零時でも結構である。 が、その案内はかなり深いところまで調べないと見つからなかった。 今年の正解も上記と同順であろうが、そのことを「明示」する案内は今のところどこを探しても見つからない。 国税庁のQ/Aページから送った質問メール(1/20)への回答(1/21)によれば、当該サイトのトップの 「お知らせ」 を読めとのことである。が、時刻まで明示した答えは見つからない。 おじんのような一般市民は頭が悪いのだ。

2006年の関連記事はこちら→ e-Tax(06.01.12)続e-Tax(06.02.16)続々e-Tax(06.04.21)

2007年の関連記事はこちら→ 今年のe-Tax(1)(07.02.04)同(2)(07.02.16)同(3)(07.02.17)過ぎてなおセキュリティー (07.02.21)Javaテクノロジー (07.02.27)今年のe-Tax(4)(07.02.18)

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2008年1月 1日 (火)

丁亥(ひのとい) から 戊子(つちのえね) へ

新しい年への期待を胸にしながら 2007年最後の朝刊を読んでいて次のことを知った。 株をやる人々は、来る子(ね)年を 「十二支の中でも最も上昇機運の強い」 年だと期待しているのだそうで、事実過去4回の子年の内3回で株価が上昇したという。 ただし、残る1回 (直近の1996年) は大手金融機関の破綻が相次いだ結果 97年の金融危機へと繋がったとて、格言と言えども妄信は禁物だとのこと。 モウシンと言えば、亥年のこの一年を思うに、清く正しき突進を成し遂げた事例を挙げるのは難しく、迷走や偽ソウばかりが目立った。

「子」 とはねずみのこと。 これがなぜ十二支のトップに来ているのか正しい謂れは知らないが、そのノミネートへの先を争う動物たちの中で、早起きの牛の背中にちゃっかりと乗っかって遂には一番乗りを果たしたお話 (松戸市在住のご一家のサイトより) は何か普遍な示唆を含んでいて実に愉快だ。 さてそして現在、そんな 「ねずみ」 の種類は非常に多いが、中には 「偽」 の仲間もいる (下記で×印のもの)。 だが勿論、彼らには何の罪も無い。 ・・・ともあれ私も、「子(ね)は繁栄」 と言う希望的格言を信じて新年を迎えることにしよう。どなたも良いお年を・・・

・・↓・・  「ねずみ」 のいろいろ  ・・↓・・

Photoミッキーマウス(白ハツカネズミ) : ディズニー社が半永久的な商標権を保有するキャラクター。1928年11月18日生まれ。英語では、ハツカネズミなどの小型のネズミをマウス、ドブネズミなどの大型のネズミをラットと呼び分けている。

Photo_10ハツカネズミ : 脊椎・哺乳・ネズミ目ネズミ科ハツカネズミ属。古くから人類に近接して棲み、実験動物として人間社会に多大な貢献をしている。

Photo_2リス : 脊椎・哺乳・ネズミ目リス科。ネズミ目を齧歯目と称してこれをヤマアラシ・ネズミ・リスの3亜目に分けることもある。

Photo × ハリネズミ(針鼠) : 脊椎・哺乳・モグラ目ハリネズミ科。体毛が変化して針になった。日本には大昔には居た(化石が出た)が、有史以来は居ない。が、最近は居る(外来種)。

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Photo_3カヤネズミ : 脊椎・哺乳・ネズミ目ネズミ科カヤネズミ属。日本で一番小さなネズミ。萱場が無くなったので絶滅に瀕している。

Photo_11モルモット(天竺鼠) : 脊椎・哺乳・ネズミ目ヤマアラシ亜目テンジクネズミ科。現在実験動物の主役はマウスやラットなどであるが、生理的に人間と似ている点があってアレルギーに関する実験などには今も役に立っている。よって「モルモット(にする/される)」と言う言葉が出来た。Photo_4

× 海鼠(ナマコ) : 棘皮動物門ナマコ綱に属する海生の動物。私の大好物。

Photo_5ヤマアラシ(山荒) : 脊椎・哺乳・ネズミ目ヤマアラシ科に属する草食性の齧歯類の総称

Photo_6カピバラ : 脊椎・哺乳・ネズミ目ヤマアラシ亜目カピバラ科、現生種最大の齧歯類

Photo_12 × オポッサム(袋鼠・子守鼠) : 脊椎・哺乳・有袋類オポッサム目オポッサム科。アメリカ大陸に居る。オーストラリアに居るのはポッサム

Photo_7ハムスター : 脊椎・哺乳・ネズミ目キヌゲネズミ科。←はゴールデンハムスター(シリアンハムスター)。1930年にシリアで捕獲され世界中に広まりペットとして飼われるようになった。他にジャンガリアンハムスター・キャンベルハムスターなどがいる。

Photo_8プレーリードッグ : 脊椎・哺乳・ネズミ目リス科プレーリードッグ属。北米の草原地帯プレーリーに穴を掘って巣穴をつくり、一夫多妻の群れで生活する。犬が吼えるような鳴き声には沢山の情報が含まれているという。牧場や耕地に巣穴を掘るので現地では害獣とされている。

Photo_9 × ナキウサギ : 脊椎・哺乳・ウサギ目ナキウサギ科 。日本で発見されたのは1928年(エゾナキウサギ)。しっぽの無いネズミに見える。

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Photo_2モモンガ : 齧歯目リス科モモンガ属。滑空によって飛翔する性質を持つ。札幌のある中学校の校庭に立つハルニレに棲むエゾモモンガ(←)が有名。モモンガの仲間で 日本の固有種にムササビが居る。

Photo_3 × トガリネズミ : 脊椎・哺乳・モグラ目(食虫目)トガリネズミ科。モグラ目全種のうち、70%の種数を占める。

Photo_4ビーバー: : 脊椎・哺乳・ネズミ目(齧歯目)ビーバー科。水辺の木をかじり倒し、そこに泥や枯枝などを加えることで大規模なダムを作る。ダムの中央部に巣があり、出入り口は水中にある。このような習性から、「自分の生活のために周囲の環境を作り替える、人間以外の唯一の動物」だとも言われる。

Photo_2 ×犬(我が家のボーダーコリー「小太郎」) : 人間大好き動物なれども鼠小僧的 (人や犬が近づいて来ると こそどろスタイル で匍匐前進する。でもその時、しっぽを振っているので番犬にはならぬ (^^♪ )

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Rikyuunezumi 参考 : 利休鼠の色見本 : RGB値=#888E7E 辺りと言われ、色の三要素の内 R=88(赤の要素136/256) G=8E(緑の要素142/256) B=7E(青の要素126/256)に相当する(←クリックするとその色が良く分かる)。

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関連記事 : 「丙戌(ひのえいぬ)から丁亥(ひのとい)へ」 (2006.12.28)

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2007年12月 6日 (木)

内閣メールマガジン

毎週木曜日には首相官邸からのメールマガジンが配信されてくる。 2001年に小泉内閣がこれを創刊して以来、続く安倍内閣から現在の福田内閣のものまで (自動的に継続されて) 受信しているもので、とくに精読している訳ではないが、その時々の政府の考えを直接知る機会を得ているような気持ちがする。 その6年あまり、「改革断行」内閣 から 「美国失速」内閣へ、そして今の 「平身低頭」内閣 へと、マガジンの内容の変化も激しい。

私には、小泉さんが時宜よろしく紹介された数々の故事や名言に教えられたことが何よりの収穫であった (例1例2例3例4例5例6例7例8例9)。 実は 小泉メルマガ の初代編集長は 安倍さん であって、長州人の彼も 吉田松陰 を初めとして幕末の偉人にからむ名言をいっぱい知っていたのであろうが、自分のメルマガではあまりそれらを紹介する機会もなく退かざるを得なかったのは気の毒だった(例外1)。 福田さんだってその種の薀蓄は深いのだろうが、ご性格からか 政治がらみからか そんな悠長な話は書いてはおられない。

Seifuinttv 小泉さんはメルマガをはじめとして IT時代 のメディアを積極的に活用されたように思う (←は2005年から始まった政府インターネットテレビのトップ画面)。 安倍さんのそれは、あちこちから吹き出す風が厳し過ぎて、メルマガの効能など吹っ飛んじゃった感じがする。 それを受けて、福田さんのそれには、真面目一方の論調になっていて、本人が書いたのかどうか分からない気がするのもある。 そのような腰の引けた雰囲気は配下の大臣のにも見られ、例えば、今日のに載っている文科相のお話の内容は、メルマガ としては内容が古くて、2日前に発表された筈の OECD による 国際学力調査 の結果 (←クリックすると詳しい内容が現れる) についてさえも何ら触れられていない。 そんなことに一喜一憂するなとのご信念なら大変結構なことだが?・・。

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2007年9月30日 (日)

ミヤンマーと日本

Myanmar07 緊迫したミヤンマーでの犠牲者の中に日本人も含まれることになってしまった。 日本政府は、真相の究明と関係者の処罰をミヤンマー政府に求めているが、「関係者」 とは撃った兵士やその上官らのみを指すのでは勿論無い。 それは 「ミヤンマー政府」 そのものだと言わねばならない。 それが 「軍政」 というものなのだ。 少数民族を弾圧し、総選挙の結果を無視し、唐突に遷都 を行い、無謀な物価のコントロールを行う、その為政はとても異常なものである。

そこはしかし、私にとってとても懐かしい国である。 あの国 のあの人々が、なぜあのような政体のままを許して過ごして来たのであろうか?。 既に彼の国を逃れ出ている人々は、故国を正すために 「外国からの援助を止めろ!」 と叫ぶ。 だがこの訴えに私は、昔 (1983 及び 1995) 農業開発の技術援助に参画した一人として、複雑な思いに陥る。 この時に食料や医療や教育関係の援助まで止めていいのかと思うからだ。 たとえ援助を止めて国土が枯れても、結局困窮するのは一般国民だけであって、軍人は決して困らない。 それが 「軍政」 というものなのだ。

悪政を正すべくクーデターが行われても、そのまま軍政が長引けば、それはまた悪政になるのだ。 そんな自明なことを考えながら、思いは彼の国の軍政の繰り返しに至る。 大戦中に日本軍の支援を得て英領からの独立を期した アウン・サン(1942) 。 その後独立 (1948) して連邦となるも、少数民族や共産勢力等による混乱が続いて、それを クーデター(1962) で収めてビルマ式社会主義を標榜した ネ・ウィン 。 それが失敗して1988年の学生暴動などの不安定化を招き、それを再度 クーデター(同年) で収めた ソー・マウン 。 以後社会主義経済を放棄して市場経済化を謳うも、総選挙(1990) の大敗を無視したまま、国軍による圧政は タン・シュエ (1992) に引き継がれて今に至る。 言葉は同じだが、隣国 タイでのクーデター とはその動機も事後の様相も全く違う。

その間、日本の姿勢は謂わば「仏教的」とでも言おうか、該国に対する援助は深く静かに行われて来ている。 それは日本企業群の都合だと言う見方もある。 対して、米国は1991年から対ミャンマ-経済制裁に入っており欧州各国もほぼ同様である。 制裁に反対している中・露・印などの周辺国はシタタカな計算をしているのであろう。 では、これからの日本は如何に対処するべきか?。実は、アウン・サン も ネ・ウィン もかっての日本陸軍「南機関」の下で特訓を受けた軍人であり、当時の日本の軍歌は今も該国軍で演奏されているという。 しかし、日本はいま平和国家であり、経済大国の一つである。 だから、日本及び日本人は、如何なる手段を以って、現今のミヤンマーに対処するべきか?・・、着実に 慎重に しかし早急に・・

注1 ; 国民に「ビルマ建国の父」と尊敬される アウン・サン は英国からの独立を果たす前年の1947年に暗殺された。その時2歳であった彼の長女が、現在軍政によって軟禁されている アウンサンスーチー女史 である。
注2 ; 左上の画像は、緊迫の様子を伝える「ビルマ民主の声」のサイト(ノルウェー発)である。昨日現在では、一般のネット接続が切られてしまったので該国からの発信は不可能になってしまったが、大国の大使館や企業の出先などでは衛星や無線を通じてインターネットに繋ぐことが出来ている筈である。
注3 ; ビルマ(今のミヤンマー)に関わる私の思い出は幾つもある。右枠のカテゴリーで「ミヤンマー」をクリックすればその全てが並んで現れる。

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2007年8月 3日 (金)

伊豆の土木遺産

久しぶりに伊豆を訪れた。 前回ははるか36年前で、愛車ファミリアクーペの後部座席を板+マット敷きに加工し、未だ幼児だった二人の息子と義母とが横になれるようにして、開通2年目の東名高速を走ったことになる。 この偉大なインフラストラクチャーを利用するのに、当時は 名古屋IC から 沼津IC まで 1,450円、現在は 5,100円 だが、例の痛快な ETC の告知音に酔わされて値段の方はよく聞こえなかった。

さて、土木屋にとって伊豆は見るべき施設の多いところだ。 今回初めて訪れた 「韮山の反射炉」 をはじめ、どれも偉大である。 現に働いている施設を 「遺産」 と言うのはおかしいかも知れないが、伊豆にはそういうのも多い。 今回は関わらなかったが規模で言えば、ともに並行して伊豆の函南町の下を走る JR東海道線の 丹那トンネル(7,804m) と新幹線の 新丹那トンネル(7,959m) が先ず挙げられよう。 が、なにせ地中の施設であるからか、今 地図を広げても観光向けのポイントは何も見つからない。 「函南町大字上沢字新幹線」 という珍しい地名が目を引くのだが、町の公式サイトにもその案内は無い。 ただ、反対側(東口)にある 丹那神社 のサイトが興味深い。

そして今回は念願の 「天城山隋道」(1904) を訪れた。 これは道路トンネルで、上記よりぐんと小さいのだが、石造りとしては国内で最も長く (445.5m)、道路トンネルとして初めて国の重要文化財に 指定(2001) されている。 暗くひんやりとした中を車でそろりそろりと通過したのだが、開通以来100余年、明治の工人たちによる 「切り石巻き工法」 の 馬蹄形断面の中の、堅固な壁面を見ながら歩いて行き来した、往時の旅人のさまざまを想った。

Kanogawafloodway もう一つ(←クリック)、伊豆には巨大な 「水のトンネル」 がある。 この 「狩野川放水路」 は土地の人々にはもちろん知られている筈だが、観光案内にはあまり登場していなので、道を何度も間違えてしまった。 この 中伊豆地域 を北向きに流れる 狩野川 の下流部分は曲がりくねっていて、洪水が起きやすく、このためにその 17km 分をたった 3km の放水路(トンネル部分もある)で山を抜いて、駿河湾へ向けて ショートカット した(1965)ものだ。 洪水時には最大毎秒 2,000トン の濁流がこの人工水路を走るという。 公式サイトではそのライブ動画を見ることも出来るようだが、幸か不幸か普段は水の流れが無いので当日は見られなかった。

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2007年7月30日 (月)

敬老パス と 循環バス

Keiropass 私ども名古屋市民は 65歳以上 になると市営交通機関などの年間定期乗車券を格安に購入出来る。 その更新は一律に 毎年8月末 と決められているから、先日その案内が送られて来た。 実は私が該当年齢になった時には 無償 で支給されたものだが、現在は 所得 に応じ (介護保険料の段階に応じ) て所定の額を当人が負担することになっている。 ただそれも、年額 1,000~5,000円 程度なのだから普段の利用者からすれば大いに助かるし、しかもそれを最寄の郵便局に納付すればその場で発券してもらえるのでとても便利だ。

この制度は、名古屋市が誇るべき高齢者向け住民サービスだと言えよう。 おかげで外出好きの高齢者が増えたような気がする。 さてこちらは高齢者ではないが、実はわが次男の嫁も、住まいの前から市バスに乗って、市営地下鉄に乗り継いで通勤しているので、早くも 「65歳になるのが楽しみ!!・・」 と言ったものだ。 が、気の毒に、彼らの住まいの前の道路が隣の市との境界であって、自分たちはその隣の市に住んでいるということをつい忘れてしまっていたのだ。 しかし、そちらの市の公共交通でもその地域ならではの住民サービスを見ることが出来る。 その呼称も 「くるりんバス」 と言って、少なくともその音感は住民に優しそうだ。

この春に、萩市 を訪れた際にも実感したことだが、今や全国至るところでこのような コミュニティーバス が走っている。 これらには、当該の行政地域内だけを回る 「循環バス」( → 日本初 1980- の例 ) や、域外の至便地点まで足を伸ばすものや、主として 観光客向け にルートを設定しているものなどがあり、狭い町並みを走る 循環乗り合いタクシー さえもあるという。

いまネットを巡って調べてみると、その背景にはいずこも、従来の地域路線バスの軒並みの 赤字 と 廃止 とが先ずあって、それに対する住民の足のサービス維持への要望と、関係者の知恵が働いた結果のように見える。 どうやらそれは世界中の現象のようで、そう言えば昨年、オーストラリア の ケアンズ で(主として)日本人向けの 循環バス を利用してとても便利だったことを思い出す。

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2007年6月23日 (土)

52年ぶりの吾が娘に・・(8)

「長期滞在」

長姉の中国滞在は長期の予定である。 本人も周りも、それが 「死ぬまで」 だということを承知している。 ただ社会生活上はあくまで 「長期滞在」 なのであって、そのために渡航前から必要な手続きを勉強した。 滞在中に切れる日本国旅券の更新についてとか、中国での長期滞在ビザについてである。 現在中国は、15日以内の観光ならビザ不要なので、同行した私ども夫婦は旅券以外は何も要らなかったが、姉の場合は慎重な配慮をした。

Harumivisa_1 実は出発前に、中国の長期滞在ビザを(個人で)取得することは難しいことが判明していた。 姉は、中国人と婚姻関係にあったことを証明する文書を何も持ち帰っていなかったからだ。 そこで旅行社に頼んで(観光用の)30日ビザを取ってもらった。 30日あれば、現地での延長手続きをやることが出来ると思われたからである。 実際には入国後13日目に三年間の長期滞在が認められたようで、送られてきた姉の日記にはその喜びが溢れていた。

この姉の場合はやや特殊だが、最近は留学やビジネス以外でも海外に長期滞在する人々が多いようだ。 いわゆる 年金生活者ロングステイ である。 今までの苦労のご褒美にだとか、現状否定の気分が旺盛な方ならば多くが考え付く老後の生活スタイルだ。 そして案の定、これを取り巻く グレーなビジネス が増えていることも報じられている。

今回の渡航はそういう怪しいサービスなど利用しないで、中国帰国者支援・交流センター で色々教えてもらって後は自分でやった。 年金も郵便局から ある 外資系の銀行 に振り込んでやると、瀋陽の街中の ATMで現地通貨を 出すことが出来る。 姉は、頼もしそうな娘や孫たちにぐるりとガードされてそこに立つのだそうだ。 でも、あちらの家族たちはそのお金に一切期待をしてはいないのだと言う。

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2007年4月27日 (金)

52年ぶりの吾が娘に・・

私の長姉は今度、半世紀以上も前に分かれたままになっていた二人の娘に会えることになった。 その謂れは、姉が満蒙開拓団員の花嫁であったからだ。 昭和19(1944)年に渡満し、昭和30(1955)年に日本へ引き上げて、以来半世紀余り、現在81歳の彼女の人生も、30万人とも言われる他の団員の皆さんと同様にとても苦難に満ちたものであったようだ。 「ようだ」と言うのは、姉はそれをあまり語らなかったからである。 そして私たち弟妹も、(自分たちの都合ばかりが優先してしまって)そのことには触れないようにして来たからだ。

長姉は、私どもの親の没年齢 (母は60歳、父は82歳) を間もなく超える。 波乱に生きて来た彼女は、さすがに元気で、最近になってようよう その姿が亡き母の面影と重なるように見えてきた。 そこで昨年暮れに、私から乞うて、その波乱の思い出を初めて話してもらったのである。 あの大戦の末期、祖国の行く末もつゆ知らず、幾組かの若い夫婦達が希望に燃えて、新天地に向けて出発して行ったのであろう、あの田舎の駅頭にいっぱい振られていた日の丸の旗の波々、その波だけが、当時5歳であった私の記憶に残っている。

Manmounote 希望に満ちた出発であったのに、あちらで待っていたのは厳しい開拓生活、そして夫の現地召集、続く敗戦と ロシア兵からの逃避行、背中に負ぶっていたままの長女の死、・・その内容は、平和ボケの私には想像さえ出来ないとても悲惨なものであった。 話してくれて以来、姉の胸の中に熱いものが燃え始めたのであろう。 たったひと目でもいいから、52年も前に分かれたままの二人の娘に会ってから・・と・・。 その子らは、姉の逃避行の終端でその命を救ってくれた中国人との間に生まれた子達である。でも、その恩人はもう故人とのことだ。

帰国して再々婚した姉は、その夫とも死別し、その家で安らかに過ごさせてもらっている。 だから今迄、あちらの子らに会いたいという気持ちを必死に堪えて来たのであろう。 しかし、もういいのではないか。・・ と、私は姉の願いを叶えてやるべく、色々と複雑な調整や手続きに走り回った。 そして間もなく、姉を連れて行く。 そうだ、あちらで待っているのは、私の姪たちなのだ。

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2007年4月20日 (金)

川の流れのように

「ああ 川の流れのように ゆるやかに いくつも 時代は過ぎて ♪♪」、美空ひばりの最後のヒット曲 ・・、これを聞くと、昔は豊かだった故郷の流れの風景が目に浮かぶ。 味わいは人それぞれであろうが、私には安らぎと潤いを感じさせてくれる歌だ。 そして、もう一つ別の感慨が湧く。 内外の水利事業の業務に関わって来た土木技術者としての感慨である。

一般市民にはあまり知られていない概念だと思うが、国家には治山治水への責務があり、日本ではその施策の中に、「川の流れを維持する」 という趣旨が明示されているのである。 そのための流れの量を、専門用語で 「河川の維持流量」 と言う。 河川において、水を貯めたり、水や魚を取ったり、航行したり、遊んだり、環境や自然を保ったりするのに、流れの維持はとても大事なことで、しかもとても複雑な利害の絡みの下でそのための施策が進められているのだ。

それらの要件を無視したままに、ただ川の流れを貪り・汚せば、結果は明らかである(例1例2例3)。 悲しいことに、これらの例はいずれも、結果が出てしまった後になってから 「明らかである」 と叫ばれているのであって、人類の歴史とはこんなものかとも思う。  ・・ところで、あまり読みもしない沢山の機関紙やダイレクトメールの中にあって、ある出版社から送られてくる季刊通信だけは文字通り有難い。

重厚で真摯な内容ばかりだから、読むのがとても楽しみなのだが、今回もあの 御歳100才 の 松原泰道師 の 紙上講話(注1) に引き付けられた。 それは 「川の水を全部自分のものと思ってはいけない。 下流の人びとのために、水を戻す」 のだという 道元禅師 の教えについてのくだりであった。 それを実行されたという 「半杓橋」 が架かる 永平寺 の前の川は、多分豊富な流れがあったに違いない。 それでもなお、そのようなお考えが生まれるとは・・、まさしく川の流れのような御心に触れた思いがしたのだ。

注1) ; やすらぎ通信(ユーキャン出版局編集部)2007年春号 p8 松原泰道特別紙上講話 「和敬静寂」 より ・・・ 曹洞宗の祖・道元禅師は毎朝、永平寺の前を流れる川の水をひしゃくで手桶に汲んでおられました。 最後に、ひしゃくの水の半分は川に戻すのです。 これが由来となり、その川にかかる橋は半杓橋と呼ばれるようになりました。 ・・・

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2007年4月12日 (木)

大監督 と いじめ

今朝配信された安倍内閣メールマガジン(第25号)を見てある感慨が沸いた。 今や日本の野球界を代表すると称されている大監督が 「負けない子供を育もう」 というメッセージを寄せていたからだ。 寄せたのではなく、持ち上げられて日頃の持論を書かされたのであろう。 その内容に異を唱えるつもりは無いし、書いた人の 「偉大さ」 を否定するつもりも無い。

私の感慨とは、このようなテーマにこのような人物を担ぎ出す風潮が、今や政府の中枢にも流れているのかという感慨である。「強い男」 をもてはやすことは 「いじめをなくす」 願いとは、どう考えても整合しないからだ。 やはり、彼の論調は 「いじめをするな」 ではなくて、「いじめに勝て」 である(実を言えば私も同感だが)。 今、飛ぶ鳥も落とす勢いの人物が、ましてや闘いのリーダーが、「イジメをするな」 なんてとても言えないことなのだ。

私はそれほどでもないが、○ラキ○の妻は、5年ほど前にかの人物が某球団の監督から他球団のそれに見事に変身したことで、深い人間不信の傷を受けてしまって今も治っていない。 野球に詳しくない私でも、健康上の心配で退いた筈の同じ激務を、別のしかも敵陣に雇われて続行するという、その人間離れした「強さ」に驚いたものだ。

なるほど、闘いと 「いじめ」 とは違う。 しかし、その種の人物が真に 「いじめ」 を悲しむのなら、年を経て、その闘いの舞台から離れて、スポーツという闘いの場が、本当に人間としての清く正しい闘いの場であったよ と言える時になってからはじめて発言してほしいのだ。

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2007年2月18日 (日)

今年の e-Tax (4)

今月は、e-Tax を 「愛用」 している一市民として色々な思いを書いて来た。 そして今日は、それらの中から今後に向けての希望事項だけを纏めてここに残しておこうと思う。 実は過去3年、気付いた時毎に国税庁サイトのアンケートに書き込んで来たのだがそれらが具体的に反映された気配を感じない。 ただしここに書くのは、少しの給料と僅かな年金等 ささやかな収入だけの一老人の所見である。従って、具体的な指摘事項はもっと他にもあるに違いない。

1、一般市民で e-Tax を使おうとするのは 「白色申告」 の場合が多いのではないか。 一方、「青色申告」 は事業者向けであり謂わば申告手続きに慣れた人向けであろう。 よって当該システム内の諸メニューは、迷子予防のために、先ず白色申告関係があって次に青色申告関係が並ぶことが望ましい。 現状はその逆である。

2、一般の(還付申告ではない)所得税の電子手続き開始は 2月16日 の 午前0時 からである。 なのに、先ずここだけを見て、それが同日の 午前9時頃 からだと思い込んでしまっている人が多いようだ。 この誤解は、一般の仕事人にとっては当然起きる事で、このシステムの利用を阻害する一つの誤解になっていると思う。 しかも、これらの時間表案内は国税庁のサイトのトップページでは直ぐには見付からず、Q&A などを深く辿って行って初めて見つかることなのだ。

3、現行の e-Taxソフト では各種の収入額から当該の所得額を、また各種の保険や医療や寄付の支払い額から当該控除金額を算出するための算式等が格納されていない (国税庁のサイトにある 「申告書等作成コーナー」 ではちゃんと格納されていて自動的に計算してくれる)。 なので、e-Tax のユーザーはこれらの算式を別途 (手引書や当該サイトの別のページなどを見て) 把握しておかねばならない。 しかも、国費節減に協力して、手引書の送付を不要としている人も居るのだ。 だから、そんな算式くらいは当該ソフト内に搭載しておくべきである。

4、新たに e-Tax に挑戦しようとして、事前準備の途中で、又は入力の途中で挫折している人が多いのではないか。 その理由として、ユーザー側の 「ITリテラシーの不足」 を挙げてはならない。 ただ現実はその通りで、多くの人が、現行のシステムに途中から付いて行けなくなっていると思うのだが、でもそれは 「システムの未熟が原因」 だと考えるべきである。 IT社会における ユーザビリティー とはそういうもので、電子申告のシステムも今や例外では居られないのだ。

5、e-Tax なのに、所轄の税務署へ別途郵送しなければならない書類が多い。 が、今年からそのための 料金受取人払いの緑色封筒 が与えられたので、当分の間はこれでいいように私は思う。 なぜなら、郵送のために書類を整理することが、申告用のデータを正確に把握するための助けになっているのだし、年単位の自分史を垣間見る機会にもなっているからだ。 別途郵送の書類がきっぱりと必要無くなるのは、住民基本台帳をハブとして全ての公的な文書がリンクされた暁なのだろうと思う。 それに向けての国民的な合意はまだまだ遠い理想のようだが、それは e-Tax だけの課題や責任だとは言えない。

6、来年又は再来年の申告時には e-Tax のユーザーになった際の初期費用を 「還付」 してもらえるらしい。 私の場合は電子証明書 (有効3年) の発行に\500、住基台帳カード (有効10年) の発行に\500、カードリーダーの購入に 約 \4,000 掛かっていたから〆て \5,000 だが、でもこれらの有効・耐用期間は有限であり、掛かった費用はそれだけでは無い。 そしてこのために流した汗も多い。 しかもこの電子証明はただ e-Tax だけに使っているのが一般市民の現状なのだ。 だから、当分の間は 「電子申告特別控除」 のようなものを設けるべきである。

2006年の関連記事はこちら→ e-Tax(06.01.12)続e-Tax(06.02.16)続々e-Tax(06.04.21)

2007年の関連記事はこちら→ 今年のe-Tax(1)(07.02.04)同(2)(07.02.16)同(3)(07.02.17)過ぎてなおセキュリティー (07.02.21)Javaテクノロジー (07.02.27)

2008年の関連記事はこちら→ 今年の e-Tax (2008.01.20)

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2007年2月17日 (土)

今年の e-Tax (3)

e-Tax の利用は、今年から二つ (細かく言うと三つ) の手順を選べるようになった。 一つは、従前通り全ての作業を e-Tax のシステム(ソフト)上でやる方法 ①。 もう一つ (細かく言うと二つ) は、申告書類を作るのだけは国税庁のサイトにある 「申告書等作成コーナー」 でやって、その前後の手続きはシステム上でやり、出来上がったデータ(帳票群)をコーナーから直接送信する ② か 又は、データを一旦システムに組み込んでから送信する ③ か の方法である (帳票群の作成については ② も ③ も同じ)。 何ともややこしいが、e-Tax システムの生みの苦しみを見るようで、あと少しだ がんばれ!と言いたくなる。

今年の私は、① の導入部でややトラブって、それ自体は解決したのだが、念のためにデータの作成も送信も ② を利用することにした。 当然のことながら ② は ③ より迅速・簡便で、但しこれは、地方公共団体が発行する 「公的個人認証サービスに基づく電子証明書」 により電子署名を行う場合にのみやれる方法である。 その点私のように、折角の住民基本台帳を意義あらしめるべく既にちゃんと ICカード化 を済ましている 「素直な市民」 は有利だ。

ところで国税庁のサイトでは、昨年までの ①(=ソフトによる記帳) をさておいて (ベッキーさんが右側に追いやられている)、②(=オンライン記帳:③ も同じ) を前面に押し出して (トップの一番目立つところにリンクを置いて) 宣伝している。 前者の方が国税庁のサーバーの負担が少なくて済む筈なのに何故だろうと思いながら、試しに両方で同じ帳票の作成をして見たのだが、その使い勝手の違いは歴然としていた。 まるで別のコンセプトで (別のブレーンによって?) 作られたように違う。 即ち、オンライン (②・③) の方が格段に見通しが良く、親切で、正確なのだ。

見通しがいいとは、例えば手元に用意した源泉徴収票のフォームとコーナーでのデータ入力フォームとがほぼ同一で、肝心の項目枠がカラーで強調されていること。 親切だとは、例えば下位の帳票のデータが 上位の帳票にも自動的に反映 (自動転写) されていること。 正確だとは、ほとんどの換算・集計作業が自動的にされること。 ・・・等々だ。 ① ではこれらの機能が不十分で使い勝手も見通しも劣悪なのだ。 このままでは、① による帳票記帳の利用は廃されて、こちらは単に申告手続き用のみのソフトに特化して行くような予感がするのだが、それでいいと思う。

2006年の関連記事はこちら→ e-Tax(06.01.12)続e-Tax(06.02.16)続々e-Tax(06.04.21)

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2007年2月16日 (金)

今年の e-Tax (2)

H18etaxrcv 2月16日は所得税の確定申告の初日(還付の場合は別)、私はこれを e-Tax で早々に済ませた(右の画像はその受付済みメールである)。 義務も権利もその行使は直ぐにやる主義である。 と言うのは嘘で、実は (e-Tax に必要な) 「公的個人認証サービスに基づく電子証明書」 の有効期限が今日までだからであった。 なぜそんな微妙なタイミングなのかと言うと、3年前の確定申告時期に臨んで、区役所からの案内でこれを取ってカードにしたのが 2月17日 だったからである。

公的個人認証サービスの有効期間は3年、そのデータを格納している 「住民基本台帳カード」 の有効期間は10年、それを使う e-Tax の受付期間は毎年 2月16日 から 3月15日 まで・・・。 以上の3つのタイミングをじーっと眺めると、(他に使う目的が無い場合は) 認証サービスの更新を 3年おき にきちんとする必要はなく、ほぼ 4年おき で良いことが分かってくる。 期限が切れても、次の申告時期までのほぼ一年は放っておけばいいからだ。 他にカードが必要な事態が起きれば話は別だが・・。

ところで、このカードを e-Tax のような電子申告で使うには 「公的個人認証サービス利用者クライアントソフト」 という長ーい名前のパソコンソフトが必要である。 それは区役所などでカードを発行してもらう (500円) 時に付いてくる。 私が3年前にもらったのは ver1.0 であった。 それが昨年 ver2.0 に改変されていたようだが、その案内は区役所からもどこからも無く、先ほど電子申告作業の最終段階になって初めて知った。 慌てて (申告作業を一旦停止して) 我がパソコンに ver2.0 をダウンロードして インストールして、カードリーダーとの接続設定をしたのだが、初心者ではここできっとパニックになって先に進めなくなったであろう。

前の記事に書いた 「帳票群の所在不明事件」 もそうだが、e-Tax に関わる諸システムや市民誘導のためのサービスにはまだまだ改善の余地がありそうだ。

2006年の関連記事はこちら→ e-Tax(06.01.12)続e-Tax(06.02.16)続々e-Tax(06.04.21)

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2007年2月 4日 (日)

今年の e-Tax

所得税の確定申告の月がやって来た。 年にただ一度、善良なる国民として、おじんがシャキッとする2月である。 一昨年は、国税庁ホームページでの 「申告書等作成コーナー」 を利用してその結果を印刷して郵送する方式を、そして昨年は e-Tax(国税電子申告・納税システム) をそれぞれ利用した。 思いは色々とあったが、経過はそれなりにスムーズであった。 今年(2/16~)は更に簡便にやれるのであろうか、と 当該ソフト の最新版(1/22付け)を導入して、そのテストランをして驚いた。 昨年、とても便利に使えた電子帳票(申告に必要な書類群のこと)の一部が、今年のには搭載されていない(ように見えた)のだ。

私が気が付いたのは、「収支内訳書」 という帳票群(3種類)が消えている(ように見えた)ということである。 これらは昨年のにはちゃんと載せてあって、そのフォームにはパソコンを使って電子的に細かい事項を打ち込めるので、書痙 の私にはとても助かるものであった。 今思うと、これこそ私が e-Tax を利用してきた一番の理由だと言える。 それが何故、今年のから消えてしまったのだろう?。 代わりにとて、「申告書等作成コーナー」 の「所得税の確定申告書」の中を調べると、ここでも、オンラインで記入出来るような 「収支内訳書」 へのリンクが見付からない(一昨・昨年は確かにあったと記憶している)。

あいにく私は昨年の申告書送信の際に、「行政コストの削減の観点からもご協力をお願いします」 という国税庁のアナウンスに応えて、次期からの確定申告書(の用紙や説明書)等を 「送付不要」 としていたので、今や上記の事態の理由や対処方法を知る手段も無い。 残された方法は、当該帳票の フォーム を ダウンロード してこれに記入して別途郵送するしかない。 でもそのフォームは PDF形式 なのでそこに記入する方法は電子的ではなく手書きしかない。 これでは数年前に逆戻りだし、書痙の私にはとても苦痛なのだ。 何故こんなことになったのであろうか?。

Etaxannex この疑問を、国税庁サイトの 「Q&Aコーナー」(2/2) や 「アンケートコーナー」(2/5) に書き込んでおいたのだが、未だ応答が無い(追記1)。 「 電子申告」・「電子納税」・「電子政府」 など 今後不可欠と思われる IT 化へのユーザー誘導の理念がどこかで損壊している。 このままでは e-Tax のこれからが思いやられる。 だから、先日既利用者向けに送られてきた、折角の 「添付書類提出用封筒(郵送料受取人払)」 の緑色がなんだかとても空しい・・・。

2006年の関連記事はこちら→ e-Tax(06.01.12)続e-Tax(06.02.16)続々e-Tax(06.04.21)

2007年の関連記事はこちら→  今年の e-Tax (2)(07.02.16)同(3)(07.02.17)同(4)(07.02.18)

2008年の関連記事はこちら→ 今年の e-Tax (2008.01.20)

追記1 ; Q&Aコーナー からの回答が 2/5 の 21:40 に配信された。 「 e-Taxソフト を最新版にするように・・」 という、定型文らしきものであった。 そんなの分かってるし既に済んだことだ。 お忙しいのか、こちらの質問をよく読まずに返信しているように思えた。

追記2 ; 上記の疑問は 2/6 の朝 e-Tax の ヘルプデスク に電話をして解決した。 原因は、昨年の経験で安心して、私が今年の初期設定のところで、表示された上位のメニューに抵抗も無く入ってしまったからであった。 実はそこは青色申告用であって、白色申告用の帳票群はその下位に並んでいて、選択用の小窓からははみ出していて見えなかったからである。 おじんの早とちりであった。 しかし、あの小窓では、ここは青色申告用だというツリー表示もはみ出てしまって見えないし、第一「白色」が「青色」より下位だというのも クヤシい!

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2006年12月13日 (水)

ネット社会の安全

「ネット社会の安全 どう守りますか」、12月9日のNHKの討論番組を見た。 一筋縄では括れないテーマであるだけに、予め準備されたアンケート回答用の選択肢もピントが合わないものが多くて、ゲストのセンセイ方から不満が出ていた。 「やらせ」 は勿論いけないが勉強不足や準備不足も頂けないよ NHK様 ・・。

ところで、私達一般市民はネットでの安全を守るためにどうあるべきなのか?。 このことを番組では、情報発信側の 企業 や 個人 の、そしてそれらに規制を行う側の 親 や 警察 や 国 のあり方にのみ論議が集中して、結局、ネットの「自由」と「規制」についての討論会みたいになってしまった。 だから残念ながら、市民が自らの安全を守るための方策については、いいヒントを提示出来たとは言えない。

3時間近いこの番組で、終始私が注意していたのは、一般市民のあるべき ネットリテラシー についてどんな考えが開陳されるのか・・であったのだが・・・。 これについての日頃の私の思いは、個々人が必要最小限の知識を持って、自信を持ってネット社会を泳ごうと言うものである。 今や社会のあらゆるサービスがネット化されている時に、これに疎い高齢者や子供達がそのウミに溺れてしまうのは自明のことである。

だから、ネットをあまり知っていないと思われる人々が、そのネット企業の繁栄を期待して、見事に騙されて投資をしてしまうのだし、 ATMをあまり知らない人が、欲望の赴くままに、そして耳元の携帯がしゃべるままに、そのボタンを押してしまうのだ。 大事なのは、事件が起きてから騒ぐことではなく、国民の誰もがそういう深みに溺れないよう