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2007年12月

2007年12月16日 (日)

愛犬家に贈るクリスマス物語

これは、我が故愛犬のホームページに載せてある愛犬家のためのクリスマスに相応しい物語である。2001年に或る秋田犬MLに紹介された作者不明のお話である。

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遠い昔のある寒い冬のこと、地上の全ての生きもの達に、嬉しい報せがやって来ました。
「お生まれになったぞー。男の子だよー」、白ふくろうが叫びながら飛び回りました。
「さあ、わしもお前も皆んな行こう。そして祝えや!」、長老のライオンが吼えました、
「そして、新しいご主人に贈り物をな・・・」と。

森は精気に輝き、喜びにざわめいていました。天空の星に向かって全てのものが走り
出さんばかりでした。そのどよめきは、あまりに大きくそして喜びに満ち満ちて、
遠く遠くどこまでも伝わって行きました。

とある小さな谷間のいばらの根元で、一匹の小さな犬が目をさまして、頭を挙げ、
遠くからのその物音に耳を立てました。小さい頭を更にあげて、何事かといぶかりました。
ゆっくりとけだるい体を持ち上げて、辺りの空気を嗅いで見ました。

何か変だぞ、でも何だろう?。遠くから聴こえてくるとても幸せそうな歌声・・・、
彼はそう感じました。内容ははっきり分からない、でも絶え間ない滝の音みたいに、
霧の中の朝のように、そしてそれはなによりとても幸せそう・・・。

遂にたまらなくなって音の来る方向に歩き出した彼は、すぐに、頭上の一つの星に気が
付きました。それは、涙が出るほどにとてもまぶしく輝いていました。こんなに幸運
そうな見事な輝きは一体何なの?。この素晴らしい眺め、何だか凄いことが起こったみたい?。

彼はか弱い脚で何日も何日も歩き続けました。疲れてもお腹がすいても歩き続けました。
一心に、そのどよめきの方角に向かって。
それは、以前の彼の幸せで楽しかった頃を思い出させるものでした。
一心に、その輝く星に向かって。
それは何か幸せなものに近づいて行くように思えるのでした。

ようように到着したところで彼が見たのは、その目を疑うような神秘的な光景でした。
辺りいっぱいに生きもの達が溢れていました。そして皆立派な贈り物を携えていました。
あるものは森で採った新鮮な草の実を、あるものは美しい木々の葉を、
あるものは珍しい植物の小枝を、そして更には可憐な野の花々を・・・。
彼らはそれぞれの贈り物をその厩(うまや)の入り口に並べて置いています。
その厩の真上には、あの星が更に輝きを増してまたたいています。

彼は隣にいた鹿に聞いてみました。「一体何事が起きたの?。ここは何処なの?」と。
「新しいご主人が生まれなさったのだよ。君はその方への贈り物は持って来なかったのかい?」、
鹿は非難がましく云い返しました。
「持っては来なかったの。知らなかったもの」、孤独な小さな犬はそう答えてうなだれました。

鹿はあざけるように笑って鼻息を吹きかけ、憤慨したように頭を振って行ってしまいました。
小さな犬の小さな体は震えが止まらなくなりました。
彼の小さな尻尾はその小さな後ろ脚の間に挟み込まれて、小さな頭はいっそう低くうなだれました。
彼は恥ずかしかったのです。

でも、彼はその新しいご主人を一目でも見たいと思ったのでした。
そこで彼は、そおーっと忍び足で厩の中に入って行きました。
体が小さいので他の動物達の陰に隠れて行けたのでした。
お陰で実に簡単にかいば桶のところまで行けて、中を覗くことが出来ました。

「誰だ!お前は?」、ライオンの大声が響きました。
「新しいご主人への贈り物も持たずに、何でお前はのこのことやって来たんだ?」。
小さい犬は身を縮めて震えが更にひどくなりました。
彼はかいば桶の前に伏せをして目をつむりました。彼はライオンに殺されるかもと覚悟をしたのです。

彼は、とても小さい声で、素直に、しかししっかりと言いました。
「私には何も贈り物がありません。草の実も、小枝も、野の花々も・・・。
あるのは私自身の命だけです。だからこれを喜んで差し上げたいと思います。
これは、この場の同朋の皆さんにとても恥ずかしく思わせてしまった私の償いです」と。

彼は待ちました。目をつむって。
今夜ここで生を終えようとも、せめてこのご主人の揺りかごの下で終えたいものだと思いながら・・・。

その時、温かくそして優しげな手が彼の体に添えられました。
でも彼は敢えて目を開けませんでした。続いて女性の声がしました。
「小さき生き物よ、畏れることはありません。
あなたが今、いばらの思いで言ってくれた気持ちが、それこそが彼への贈り物なのですよ」と。

孤独な小さな犬は、目を開けてその女性を見上げました。
そして、「でも、私には本当に何も差し上げるものが無いのです。
だから私自身をどうぞ。ほんに小さなものですが」と遠慮がちに言いました。

女性は微笑みながら彼の耳を撫でました。
「可愛い犬よ、お前はご主人を見るまでに長い長い旅をして来ましたね。
それだけで立派な贈り物ですよ。それがお前自身の心からの行いだったのだからね。
純心で謙遜な気持ちほど立派な贈り物はありませんよ。
小さきものよ、さあおいで」と、女性はその小さな犬を抱き上げました。そして、

「我らが主よ、偉大なる子よ。このものに祝福を」と。
この時、かいば桶の中の御子は微笑んでいました。

かくして、犬はもう孤独ではなくなりました。

以来、犬は人に従って生きて来ました。
犬、これこそ天からの贈り物。
逆境にも忠節を失わず、いつもへりくだることが出来る唯一の生きもの。
何の訓導も受けないで、長い長い独り旅が出来る唯一の生きもの。
罪も無いのに、あなたの前で伏せが出来る唯一の生きもの。
罪も無いのに、あなたのののしりを聞いてくれる唯一の生きもの。
必要ならあなたの足元で、喜んで死を受容する唯一の生きもの。

慈しまずにおられましょうか、この天与の友を。

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Author unknown .
Forwarded through AkitaLovers-ML from Schipperke-ML by Ms. Donna Morgan .
Translated in to Japanese by T.Inaba Dec.09,2001.

Xmastrbn_2 日本語訳=稲葉忠雄 H13.12.09
現在のところ転載は不可ですが、リンクはご一報の上ご自由にどうぞ。左のバナーはS&G@てんちょさんに作って頂きました。ご自由にお使いください。

リンク用URL = http://www.tcp-ip.or.jp/~inaba/xmas.html

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2007年12月 6日 (木)

内閣メールマガジン

毎週木曜日には首相官邸からのメールマガジンが配信されてくる。 2001年に小泉内閣がこれを創刊して以来、続く安倍内閣から現在の福田内閣のものまで (自動的に継続されて) 受信しているもので、とくに精読している訳ではないが、その時々の政府の考えを直接知る機会を得ているような気持ちがする。 その6年あまり、「改革断行」内閣 から 「美国失速」内閣へ、そして今の 「平身低頭」内閣 へと、マガジンの内容の変化も激しい。

私には、小泉さんが時宜よろしく紹介された数々の故事や名言に教えられたことが何よりの収穫であった (例1例2例3例4例5例6例7例8例9)。 実は 小泉メルマガ の初代編集長は 安倍さん であって、長州人の彼も 吉田松陰 を初めとして幕末の偉人にからむ名言をいっぱい知っていたのであろうが、自分のメルマガではあまりそれらを紹介する機会もなく退かざるを得なかったのは気の毒だった(例外1)。 福田さんだってその種の薀蓄は深いのだろうが、ご性格からか 政治がらみからか そんな悠長な話は書いてはおられない。

Seifuinttv 小泉さんはメルマガをはじめとして IT時代 のメディアを積極的に活用されたように思う (←は2005年から始まった政府インターネットテレビのトップ画面)。 安倍さんのそれは、あちこちから吹き出す風が厳し過ぎて、メルマガの効能など吹っ飛んじゃった感じがする。 それを受けて、福田さんのそれには、真面目一方の論調になっていて、本人が書いたのかどうか分からない気がするのもある。 そのような腰の引けた雰囲気は配下の大臣のにも見られ、例えば、今日のに載っている文科相のお話の内容は、メルマガ としては内容が古くて、2日前に発表された筈の OECD による 国際学力調査 の結果 (←クリックすると詳しい内容が現れる) についてさえも何ら触れられていない。 そんなことに一喜一憂するなとのご信念なら大変結構なことだが?・・。

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