« 2007年6月 | トップページ | 2007年8月 »

2007年7月

2007年7月30日 (月)

敬老パス と 循環バス

Keiropass 私ども名古屋市民は 65歳以上 になると市営交通機関などの年間定期乗車券を格安に購入出来る。 その更新は一律に 毎年8月末 と決められているから、先日その案内が送られて来た。 実は私が該当年齢になった時には 無償 で支給されたものだが、現在は 所得 に応じ (介護保険料の段階に応じ) て所定の額を当人が負担することになっている。 ただそれも、年額 1,000~5,000円 程度なのだから普段の利用者からすれば大いに助かるし、しかもそれを最寄の郵便局に納付すればその場で発券してもらえるのでとても便利だ。

この制度は、名古屋市が誇るべき高齢者向け住民サービスだと言えよう。 おかげで外出好きの高齢者が増えたような気がする。 さてこちらは高齢者ではないが、実はわが次男の嫁も、住まいの前から市バスに乗って、市営地下鉄に乗り継いで通勤しているので、早くも 「65歳になるのが楽しみ!!・・」 と言ったものだ。 が、気の毒に、彼らの住まいの前の道路が隣の市との境界であって、自分たちはその隣の市に住んでいるということをつい忘れてしまっていたのだ。 しかし、そちらの市の公共交通でもその地域ならではの住民サービスを見ることが出来る。 その呼称も 「くるりんバス」 と言って、少なくともその音感は住民に優しそうだ。

この春に、萩市 を訪れた際にも実感したことだが、今や全国至るところでこのような コミュニティーバス が走っている。 これらには、当該の行政地域内だけを回る 「循環バス」( → 日本初 1980- の例 ) や、域外の至便地点まで足を伸ばすものや、主として 観光客向け にルートを設定しているものなどがあり、狭い町並みを走る 循環乗り合いタクシー さえもあるという。

いまネットを巡って調べてみると、その背景にはいずこも、従来の地域路線バスの軒並みの 赤字 と 廃止 とが先ずあって、それに対する住民の足のサービス維持への要望と、関係者の知恵が働いた結果のように見える。 どうやらそれは世界中の現象のようで、そう言えば昨年、オーストラリア の ケアンズ で(主として)日本人向けの 循環バス を利用してとても便利だったことを思い出す。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2007年7月12日 (木)

「天使」のつばめ

Norththailand 私は、年に2回、最寄の歯医者で定期的な診断をしてもらう。 例の 「8020」 が目標である。 そこへ行くのにある商店街を通るのだが、例にもれずここも閑散としている。 昔は賑わっていた雑貨・食品の市場はとうに無く、3軒もあったベーカリーも全て閉まり、それらの空き家の幾つかには同じ介護企業の名が揚がっているが、看板だけでひと気が無くてちょっと怪しい。 歯が抜けて行くような、そんな風景を寂しがる私自身も、普段の買い物は車で郊外型スーパーに出かけちゃうのだが・・。

ところで今朝、そのアーケードを歩きながら気がついたことがある。 昨年までは、見上げれば、あちこちで黄色い口が開いて、賑やかに餌を催促していたあの つばめ の巣が、今年はみな壊されてしまっているのだ。 きっと、つばめの フンガイ に フンガイ した商店街の人々の シワザ だ。そう、それはまさしく シワザ であって、決して環境美化の行いとは言えない。 路上の汚れはそのままで、やがて乾燥して風の実になるままに放置されていることが、いい証拠だ。

昔の老店主さん達は、路上に紙を敷いて 「頭上注意!」 と記し、バスを待つ人々と一緒に、親つばめの見事な滑空を優しく眺めていたものだ。 そう、つばめは「天使」なのだ。 人の賑わいの近くに営巣するけれど、決して掠めない。 そんな天使たちを受け入れないで、何が 「環境美化」 なのか。 しかも、巣だけ壊して地上の汚れは放置する。 そんな商店街に先の展望がある筈がない。

注) ; 右上の航空写真は北部タイの Google衛星画像 である (画像を左クリックすると拡大する)。 その上部にあの ゴールデントライアングル (タイ・ミヤンマー・ラオスの国境)、中ほど左寄りに チェンマイ がある。 これらの対極に ナン の町があるが、水資源開発調査中だった私は、1996年4月初めの夕方にこの町の全ての電線に夥しい数のつばめが止まっているのを見た。 翌朝にはそれが数羽のみになっていていた。 同行のチェンマイ大学の環境・鳥類の先生は 「彼らは昨夜、日本など東の国々へ飛び立ったのです。 今残っているのは怪我などで "渡り" を諦めたつばめで、ここで半年、仲間の帰りを待つのです」 と教えてくれた。 名古屋まで 3,950Km、ナンの町は一面つばめの糞で白っぽかったが、フンガイしている人は居なかった。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

« 2007年6月 | トップページ | 2007年8月 »