敬老パス と 循環バス
私ども名古屋市民は 65歳以上 になると市営交通機関などの年間定期乗車券を格安に購入出来る。 その更新は一律に 毎年8月末 と決められているから、先日その案内が送られて来た。 実は私が該当年齢になった時には 無償 で支給されたものだが、現在は 所得 に応じ (介護保険料の段階に応じ) て所定の額を当人が負担することになっている。 ただそれも、年額 1,000~5,000円 程度なのだから普段の利用者からすれば大いに助かるし、しかもそれを最寄の郵便局に納付すればその場で発券してもらえるのでとても便利だ。
この制度は、名古屋市が誇るべき高齢者向け住民サービスだと言えよう。 おかげで外出好きの高齢者が増えたような気がする。 さてこちらは高齢者ではないが、実はわが次男の嫁も、住まいの前から市バスに乗って、市営地下鉄に乗り継いで通勤しているので、早くも 「65歳になるのが楽しみ!!・・」 と言ったものだ。 が、気の毒に、彼らの住まいの前の道路が隣の市との境界であって、自分たちはその隣の市に住んでいるということをつい忘れてしまっていたのだ。 しかし、そちらの市の公共交通でもその地域ならではの住民サービスを見ることが出来る。 その呼称も 「くるりんバス」 と言って、少なくともその音感は住民に優しそうだ。
この春に、萩市 を訪れた際にも実感したことだが、今や全国至るところでこのような コミュニティーバス が走っている。 これらには、当該の行政地域内だけを回る 「循環バス」( → 日本初 1980- の例 ) や、域外の至便地点まで足を伸ばすものや、主として 観光客向け にルートを設定しているものなどがあり、狭い町並みを走る 循環乗り合いタクシー さえもあるという。
いまネットを巡って調べてみると、その背景にはいずこも、従来の地域路線バスの軒並みの 赤字 と 廃止 とが先ずあって、それに対する住民の足のサービス維持への要望と、関係者の知恵が働いた結果のように見える。 どうやらそれは世界中の現象のようで、そう言えば昨年、オーストラリア の ケアンズ で(主として)日本人向けの 循環バス を利用してとても便利だったことを思い出す。
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