今年の e-Tax (3)
e-Tax の利用は、今年から二つ (細かく言うと三つ) の手順を選べるようになった。 一つは、従前通り全ての作業を e-Tax のシステム(ソフト)上でやる方法 ①。 もう一つ (細かく言うと二つ) は、申告書類を作るのだけは国税庁のサイトにある 「申告書等作成コーナー」 でやって、その前後の手続きはシステム上でやり、出来上がったデータ(帳票群)をコーナーから直接送信する ② か 又は、データを一旦システムに組み込んでから送信する ③ か の方法である (帳票群の作成については ② も ③ も同じ)。 何ともややこしいが、e-Tax システムの生みの苦しみを見るようで、あと少しだ がんばれ!と言いたくなる。
今年の私は、① の導入部でややトラブって、それ自体は解決したのだが、念のためにデータの作成も送信も ② を利用することにした。 当然のことながら ② は ③ より迅速・簡便で、但しこれは、地方公共団体が発行する 「公的個人認証サービスに基づく電子証明書」 により電子署名を行う場合にのみやれる方法である。 その点私のように、折角の住民基本台帳を意義あらしめるべく既にちゃんと ICカード化 を済ましている 「素直な市民」 は有利だ。
ところで国税庁のサイトでは、昨年までの ①(=ソフトによる記帳) をさておいて (ベッキーさんが右側に追いやられている)、②(=オンライン記帳:③ も同じ) を前面に押し出して (トップの一番目立つところにリンクを置いて) 宣伝している。 前者の方が国税庁のサーバーの負担が少なくて済む筈なのに何故だろうと思いながら、試しに両方で同じ帳票の作成をして見たのだが、その使い勝手の違いは歴然としていた。 まるで別のコンセプトで (別のブレーンによって?) 作られたように違う。 即ち、オンライン (②・③) の方が格段に見通しが良く、親切で、正確なのだ。
見通しがいいとは、例えば手元に用意した源泉徴収票のフォームとコーナーでのデータ入力フォームとがほぼ同一で、肝心の項目枠がカラーで強調されていること。 親切だとは、例えば下位の帳票のデータが 上位の帳票にも自動的に反映 (自動転写) されていること。 正確だとは、ほとんどの換算・集計作業が自動的にされること。 ・・・等々だ。 ① ではこれらの機能が不十分で使い勝手も見通しも劣悪なのだ。 このままでは、① による帳票記帳の利用は廃されて、こちらは単に申告手続き用のみのソフトに特化して行くような予感がするのだが、それでいいと思う。
2006年の関連記事はこちら→ e-Tax(06.01.12) 、 続e-Tax(06.02.16) 、 続々e-Tax(06.04.21)
2007年の関連記事はこちら→ 今年のe-Tax(1)(07.02.04) 、 同(2)(07.02.16) 、同(4)(07.02.18)
2008年の関連記事はこちら→ 今年の e-Tax (2008.01.20)
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